大企業病がひどすぎて、会社がイヤになった!

せっかく大企業に就職したけど、もう会社を辞めたい

大企業に勤めているけど、会社の社風が合わない

こんな気持ちになったことはありませんか?

それは大企業病が原因かもしれません。

僕は、世間では「大企業」と言われるような会社に勤めていましたが、毎日辞めたくてジタバタしていました。

それで、本当に退職してしまいました。

「せっかく大きな会社に勤めているのにもったない」とよく言われました。

でも、やめてよかったと思っています。

やめた時の実感はこんな感じでした⇒50代で本当に退職したから言える実感とは

誰でも、できるだけ大企業で働きたいと思う傾向がありますよね。

給料面、待遇面、安定性、世間体など様々な面から総合的に判断すれば、そう思うのも仕方ないかもしれません。

でも、大企業は本当にいいことだけなのでしょうか?

実は大企業に勤めている人で辞める人が増えています!

その背景には、大企業病が影響していると考えられているのです。

こんにちは。

僕は、社員が5000人もいるような大企業に勤めていました。

友人からは「いいなぁ、そんな大企業で働けて・・・」とよく言われました。

でも、50歳の時に早期退職しました。

それは、毎日が苦痛で仕方なかったからです。

厚生労働省の調査を見ると、大企業を辞めて転職する人は増加傾向にあることが分かります。

引用元:厚生労働省 労働市場分析レポート 第85号

 

せっかく大企業で働いているのに、辞めてしまう人が増えているのですね。

なぜ、辞める人が増えているのでしょうか?

その一番大きな原因と考えられているのが、大企業病です。

僕が苦痛を感じたのも、大企業ゆえの深刻な大企業病があったからです。

そこで今回は、僕が28年間働いて感じた大企業病の実態について、自身の体験をもとに紹介したいと思います。

そもそも大企業病とは

大企業病という言葉を、初めて聞いた人もいるかもしれません。

なので簡単に説明します。

ウィキペデシアによると、次のように書かれています。

大企業病(だいきぎょうびょう)とは、主に大企業で見られる非効率的な企業体質のことである。 組織が大きくなることにより経営者と従業員の意思疎通が不十分となり、結果として、組織内部に官僚主義、セクショナリズム、事なかれ主義、縦割り主義などが蔓延し、組織の非活性をもたらす。

少し、堅苦しい説明ですね(^^;)。

大企業病とは、大企業ゆえに引き起こされた企業の病気です。

その病気のために、企業の成長にさまざまな弊害を生じています。

具体的にどのような弊害が出るのか、僕の実体験をもとに紹介したいと思います。

因みに大企業という言葉の定義はありません。

でも、一般的には資本金3億円以上、従業員300人以上の会社は、大企業と考えられています。

*参考:大企業の定義、説明できますか?意外とわからない企業規模の定義を解説

大企業の仕事はつまらないのです!

大企業になると、仕事がとってもつまらなくなってしまうのです。

どうして仕事が詰まらなくなってしまうのか?

その理由の一つは、

個人が関わる仕事の範囲が極めて狭くなる!

からです。例えば

企画の仕事の場合

⇒パッケージのデザインを決めるだけの人

⇒表示内容が法律に違反しないかチェックするだけの人

物流の仕事の場合

⇒トラックの配車を決めるだけの人

⇒倉庫の在庫回転率を管理するだけの人

このような感じで、1人1人が担当する仕事の範囲がとても限られたものになっています。

そして、1人1人が限られた守備範囲で大量の案件をこなしているのです。

例えば

パッケージのデザインを決めるだけの人は、毎日20品以上の商品デザインを依頼されて対応している

トラックの配車を決めるだけの人は、毎日100台以上のトラックの配車先を注文に応じて手配している

つまり特定の仕事だけを毎日膨大な量こなしているわけです。

その結果、作業効率は格段に上がります。

でも同じ作業の繰り返しで新しい変化がほとんどないため、

仕事がつまらなく感じてしまう!

のです。

大企業は余計な仕事が多いんです!

大企業になるほど、結果に直結しないような余計な仕事が増えるんです。

例えば営業マン、月末に売上見込みを提出しますが、僕がいた会社では提出先別に作成しなければなりませんでした。

直属の上司宛の売上見込書の提出

事業部長宛の売上見込書の提出

経営企画室向けの売上見込書の提出

このような感じで、複数の部署に提出しなければなりませんでした。

同じ売上見込みをコピーして提出したいところですが、それができないのです。

なぜなら、提出先ごとにフォームが違うからです。

例えば、

直属の上司宛て

⇒売上と利益の見込と来月の見通し

事業部長宛て

⇒カテゴリー別の売上と利益の見込と直近3ヶ月の推移

経営企画室宛て

⇒単品別の売上と利益の見込と上期・下期の見通し

このような感じで、それぞれ別々に書類を作らなければならず、膨大な時間がかかるのです。

なぜ、こんな無駄な現象が起こっているのでしょうか。

それは、大企業ゆえに起こると考えられています。

つまり、各事業部の規模が大きくなりすぎるとセクショナリズムが強くなり、それぞれの部署が効率を求めてバラバラに動き出すからです。

その結果、会社全体として大きな非効率が発生するのです。

まったくばかばかしい話ですよね

他にも余計な仕事の例が山ほどあるのですが、長くなりそうなので今回は割愛します(^^;)。

大企業の稟議書は大変です!

大企業で働いていると、簡単な仕事でもめっちゃ時間をとられることが多々あります。

なぜかというと、一つの仕事をするのにやたらと多くの部署が絡んでくるからです。

例えば稟議書です。

稟議書とは、何かの案件を進める時に上長者に許可をもらうための書類です。

担当者が稟議書を作成すると、関係部署に回覧されます。

僕が本社勤務の時は、平均すると毎日2~3個の稟議書を書いていました。

でも、一つ一つの稟議書の許可が出るまでは、いつもとても時間がかかりました。

なぜなら、部署長のハンコを押す箇所がやたらと多いからです。

一番多い場合だと、10個以上も部署長のハンコを押さなければならない書類もありました。

もし部署長の誰か1人が出張に行ってれば、帰社するまで待たなければなりません。

だから急ぎの案件でも、大企業は迅速に決済できない事が多いのです。

結果として、

大企業ほど小回りが利かず、迅速に動くことができなくなる

のです。

大企業の社内調整は疲れます!

企業は大きくなると、社内調整に異常な労力を使う傾向があります。

なぜなら何か一つの仕事をする時は、必ず関連する部署が多く発生する仕組みになっているからです。

だから関連部署との連携がうまくいかないと、業務が前に進みません。

この時、避けて通れないのが社内調整です。

もし社内調整を怠って仕事を進めれば、最悪の場合、仕事が止まってしまうこともあるのです。

例えば何か新しい企画を始める場合、まずは関係部署の部署長や担当者に挨拶します。

チャリオ君チャリオ君

今回の件、一つよろしくお願いします

と言って頭を下げたり、メールで直属の上司からお願いしてもらいます。

他にも

大企業の社内調整の例

・仕事の進捗度合いを関連部署の担当者全員にフィードバックしたり

・メールで依頼すると機嫌を損ねる人には対面で打ち合わせしたり

・関連部署の人が仕事をしやすいように、部署長の機嫌をとったり

・仕事の進捗状況に応じて依頼する仕事量や内容を調整したり

などなど、社内調整にさまざまな気を遣うのです。

部署の数が多いので、この作業だけでもかなりの手間になります(^^;)。

因みに僕が本社に勤務していた時は、仕事時間の半分は社内調整に費やしていました(^^;)。

大企業ほど建前を押し通します!

大企業になるほど、会社を存続させることが何よりも重要な使命になる傾向があります。

例えば社員が不幸になろうが、お客様をダマそうが、会社のブランドを守る方がずっと大事という観念が生まれているのです。

ひどい場合は、法を犯しても企業の看板を死守することもあります。

これは、

大企業の信じられないような不祥事が度々報道されている

ことからも明らかです。

「お客様のため」と言いながら、本音は「企業を守るため」が実態です。

これから紹介するのは、僕が勤めていた会社で実際にあったことです。

ある時、複数のお客様から同時にクレームがありました。

主婦主婦

商品を食べたらいつもと味が違う!

というのです。

会社はすぐに原因を調べました。

その結果、ある特定の製造日の商品の味に異常があることが分かりました。

でも会社は、お客様に次のようなお詫び状を提出しました。

社員社員

該当商品の製造日報、原料状況、出荷前商品の検品結果をチェックしましたが、異常は確認されませんでした。・・・今回お客様には大変不快な思いをさせてしまい、深くお詫び申し上げます。今後も品質チェックには万全の体制で製造してまいる所存です。」

原因調査をした結果、異状が見つかったのにも関わらずそのことを報告しなかったのです。

なぜでしょうか?それは、

事実を隠しても、発覚する可能性がほとんどない!

と上層部が判断したからです。

だから、「正直に言って騒ぎが大きくすると会社に不利益が生じる」と考えたのでしょう。

これはほんの一例ですが、大企業だからと言っていつも必ず正しいことをしているわけではないということなんです。

幸い、このお客様から健康被害の報告はありませんでした。

大企業ほど、看板に傷がつくことを恐れます。

その結果、真実よりも建前を無理やり押し通すことも多々あるというわけです。

大企業ほど社風は変わりません!

大企業になると、独特の社風というものが必ず生まれます。

長い年月をかけて、多くの先輩たちが築き上げたものなので、簡単に変わることはありません。

言ってみれば、会社の遺伝子のようなものです。

僕がいた会社では、毎月月初に「〇〇株式会社ばんざ~い」と大きな声で叫ぶ習慣がありました。

役員役員

〇〇株式会社、バンザーイ!

最初は、やばい宗教に入ったかと思いました(笑)。

例えば自殺者が出たことで一躍有名になった「〇通」は、言わずと知れた超大企業ですが、やっぱり独特な社風がありました。

この「〇通」には、行動規範と言える「鬼十則」があり、社員が過労死するまで働く元凶になっています。

「社風」というと聞こえがいいですが、別の言葉で言えばヤクザの掟と同じです。

だから社員は「うちの会社の社風は何だか変だよね」なんてことは、口が裂けても言えないのです。

そして、そんな会社の社風になじめない人は、僕のようにはじき出されてしまうのです(涙)。

大企業だからパワハラが多いんです!

これも大企業ゆえのデメリットだと思います。

どうしてそうなるのか?

それは、社内が熾烈な競争社会になっているからです。

僕がいた会社では、1つのフロアーに500人以上の社員が働いていました。

そして大きな部屋がいくつもあって、各部屋には事業部を統括するエラ~い!部長さんが窓際の眺めのいい席に座っています。

社員はその姿を見て「私もあの椅子に座るんだ!」と毎日熾烈な競争をするのです。

狭い敷地の中で、たくさんの人間がうごめいて競争をすれば、いろいろな問題が起こって当たり前です。

どんな手を使ても成績を上げたいと思う人間がどうしても出てしまうのです。

そういう人は、部下をノイローゼにするまで追い詰めても成績を上げようとします。

その結果、パワハラが誕生するのです。

結果的に成績が上がれば、その人は昇進してしまいます。

会社は、業績を上げてくれる人を無視できないのです。

だからパワハラをするような人間は、なくならないのです。

参考記事⇒パワハラでうつ病になったり、休職する社員が減らない本当の理由

以上、【大企業が合わなくて辞めたい人へ!経験したから分かる大企業病の実態】でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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