こんなことを感じた時はありませんか

・なぜあの人は何年も同じ部署で異動ないのだろうか?

・なぜいつも同じ人ばかり異動しているのだろうか?

・どうしてこんな時期に、突然異動の辞令がでたのだろうか?

・まったく経験したことがないのに、あの年齢でどうして畑違いの部署へ異動させるのだろうか

人事異動って、不思議なことがいっぱいです。

そこで今回は、人事異動がどのように行われているか?について、かつて一部上場企業で勤務した経験から知った裏事情をお話します。

ココで紹介する話は、たまたま偶然僕が知った情報です。

こんにちは。

サラリーマンお助け村の村長です。

定期異動の場合、毎年2月の初めに多くの企業で人事異動の内示が出るのが一般的です。

そして3月1日には、一斉に新しい部署に異動します。

サラリーマンなら誰もが一年で一番ソワソワする時期です。

でも、僕にとっては一番嫌な時期でした(^^;)

人事異動の発表を見て、僕はいつも思うんです。

人事異動を見ていつも思う事

・なんであの人が? 昨年異動したばかりなのに・・・

・どうしてこの人が? まったく畑違いの部署なのに・・・

・え!ウソでしょう。あの人、あんなに活躍してたのに飛ばされちゃったの・・・

そんな風に感じたことはありませんか?

つまりどう考えても、理解できない不可解な異動が必ずあるんですよね。

人事異動は一体どのようにして決められるのでしょうか?

実は、本当に偶然なんですが、

僕は人事異動が決まる決定的な瞬間を目撃したことがあるんです!

あの時、「社員は会社にとってコマの一つに過ぎないんだ!」という事をあらためて実感しました。

今回はちょっと怖くなるような話もありますが、これを読めば人事異動の決定方法と裏事情が何となく分かると思います。

どうか最後までお付き合いください。

偶然見た「一般社員の異動を決める部屋」

あれは1月の中旬だったと思います。

ちょうど部署長人事が発表された後のことでした。

僕はたまたま間違って、ある部屋の扉を開けてしまったんです。

そこは、極秘で人事を決める部屋でした。

(因みに人事異動の順番ですが、まずは支社長や部長クラスの部署長人事が発表され、その1か月後に平社員や課長クラスの異動が発表されるというのが一般的なようです。)

平社員は一つのコマだった!

ドアを開けた瞬間、ヤバイ!と感じました。

怖い顔をした人たちが一斉に僕をニラんだのです。

ぴーン!と張りつめた空気を感じました。

その時、僕は見たのです!

テーブルの上に超巨大な組織図があって、その上にコマようなものが置かれていたのを!

その部屋は、まさに人事異動を決める部屋だったのです。

おそらく、誰かがカギをかけ忘れたのでしょう。

僕は、わけが分からず、ずかずかと部屋の中に入ってしまいました(^^;)。

(※普通は部外者が入れないように厳重にカギを閉めてるはずですが・・・)

大きなテーブルの上にあった組織図をチラ見すると、

どこの部署に何人補充し、どこの部署から何人削減するか!

ということをコマを動かしながら決めていたということが一瞬で分かりました。

各コマには、部署名、役職、人名が書かれていました。

つまり、平社員は一つのコマとして扱われていたのです。

そして、1人1人の社員の適性も事情も関係なく、部署毎の人数調整をするためにコマが使われていました。

そして、こう言われました。

すぐにドアを閉めてココから出ていきなさい!

人事異動が決まるまでの3つのステップ

通常、人事異動が決まるまでには、3つのステップがあると言われています。

人事異動が決まるまでの3つの段階

ステップ① 役員会で新しい組織を決める

ステップ② 新しい組織の部署長人事を決める

ステップ③ 平社員(兵隊)の人事を決める

あの時、僕が見たのはまさにステップの段階でした。

ステップ③の段階では、主に人数調整が行われます。

増員が認められた部署には人を増やし、減員が決められた部署では人を減らします。

増員が認められる部署とは、業績が好調な部署とか今後会社が力を入れていこうと考えている部署ということになります。

例えば、

部長部長

俺の部署には、あと3人増員してくれ。役員の許可はもらっている

と人事部に言えば、担当者はコマを補充します。

役員役員

ここの部署は人をもっと人を減らせ!

と人事部に言えば、担当者はその部署のコマを減らす! そういう作業をしていたんですね。

それにしても、平社員の人事異動がコマを使って決めていたは知りませんでした。

なぜあの人は異動がないか? 

どこの会社にも、長年まったく異動しない人がいますよね。

その人たちは、まるで人事から忘れ去られた人のようです。

でもそれは忘れ去られたわけじゃなく、異動できない理由がちゃんとあったんです。

いつも異動しない人たちには、2種類のタイプがあるって知ってますか。

異動しない人には2つのタイプがある

仕事ができるタイプ

仕事ができないタイプ

そして、それぞれのタイプで、異動できない裏事情があるのです。

仕事ができるタイプの事情とは

 

【できる部下】の場合、上司が人間的に優れた人であれば部下の成長のためにいろいろな部署での経験を積ませるのが普通です。

しかし現実には、そのような「できた上司」は少数派なのです。

因みに僕がいた会社では、【できる部下】を手放すような「できた上司」なんてほとんどいませんでした。

今の時代の管理職は、誰もが分の部署の成績のことで頭がいっぱいです。

だから、部下の成長とか部下の人生のことを考えるよりも、まずは自分の部署の成績を上げることの方が優先度が高いのです。

もし「できる部下」を手放して、自分の部署の成績が落ちたら大変です。

管理職として、自分が窮地に立たされるリスクがあるからです。

だから管理職は【できる部下】をどうしても手放すことができないのです。

たちの悪い上司になると、どんな手を使っても【できる部下】を手元に置いておこうとあの手この手を使って裏から手をまわします。

これは実際にあった話ですが、他の部署から引き抜きの声ががかからないように、わざと自分の部下の人物評価欄に欠点を書く上司がいました。

仕事ができないタイプ事情とは

【できない部下】の場合は、トランプのババ抜き状態になります。

上司にとって頭が痛いのは、その部下がいることで自分の部署の成績が上がらない事です。

だから、とにかくこの部下をどこか別の部署に異動させようと必死に考えます。

【できない部下】に他部署から声がかかるようにするために、その部下の人事評価欄にウソの情報を書くこともあるのです。

できな部下の人物評価欄に書くウソ情報

・彼はとても協調性があり、人が嫌がる仕事でも進んでやります。

・事務処理能力が高く、丁寧に仕事をこなします。

・困難な状況であっても、前向きに取り組むタイプです。

このような感じで、何となく「使えそう」な人物像を演出した評価を書くのです。

そして、他の部署の上司からこの部下に声がかかるのをじっと持つのです。

まさに人間のババ抜き状態です。

不幸にも、この【人間ババ抜き】の対象になってしまった人は、数年単位でいろいろな部署を異動する傾向があります。

あなたの会社にも、そういう人はいませんか?

会社からそのような扱いを受けると、多くの人は自信をなくしてボロボロになり、最後は会社を去ってしまうのです。

辞めさせることが前提の人事異動もある

辞めさせることが目的の人事異動があることをご存知でしょうか。

僕はその現場を見た経験があります。

その人は、経理部で20年近く勤務していた女性(45~46歳ぐらいだったと思います)でした。

ある時、この女性に海外販売部への異動の辞令が出ました。

海外販売部の仕事は、最低でもビジネス英語ができないと仕事になりません。

でもこの女性は、英語が全く話せませんでした。

因みにこの女性は、入社以来、一度も人事異動をしたことがありませんでした。

それでこの女性は「私にはとてもムリです!」と言って上司に泣きついたのです。

僕もこの辞令は、正直かなりムリがあると思いました。

でも、上司は女性の訴えを頑として受け付けませんでした。

英語がしゃべれない中年女性を、なぜわざわざ海外販売部に異動させようとしたのでしょうか。

そこには、会社側のある意図があったのです。

問題のある人を合法的にクビにする人事異動

実はこの女性、ちょっと問題のある人でした。

この女性の問題行動

・態度がいつも横柄で、上司の指示に従わないことがよくあった。

・仕事のミスが多く、注意しても改善されなかった。

このようなことが見られたので、社内ではちょっと有名な人だったのす。

それで、どこの部署も彼女だけは欲しくない!と言われていたようです。

そんな背景があったので、彼女は入社以来20年近くも異動がなかったのです。

でも会社としては、何とかしてこの女性を辞めさせようと考えていたのでしょう。

そこで今回の辞令が出たようです。

実は、この異動にはある役員の強い要望があったと言われています。

役員役員

あの女性を辞めさせるんだ!

その役員は、経理部海外販売部の両方の部署を管掌していたのです。

それで、その役員の鶴の一声で人事発令が出たようです。

この女性は、辞令の撤回が不可能と知って退職してしまいました。

まんまと会社のワナにハマったわけです。

会社は社員に「会社を辞めろ!」とは言えません。

でも人事異動という手段を使って合法的に辞めさせることは可能なのです。

ずるい手を使う管理職たち

自分が目をつけた社員を引き抜くために、こっそり役員に手を回すズルい管理職もいます。

企業の管理職の本音は、優秀な部下が欲しい!ということです。

でも優秀な社員は、優秀であるがゆえに直属の上司が手放しません。

だから、簡単には手に入らないのです。

そこで、裏ワザを使って強引に人事異動をコントロールするのです。

これは、僕が実際に見たケースです。

ある課長は、役員を誘導することで希望通りの部下を手に入れることに成功しました。

普通に考えれば、役員が課長クラスの要望を聞いて人事権を発動するなんて誰も思わないでしょう。

でも、そんな話は、どこの会社でもある事なのです。

つまり、役員と課長の間で親分子分の関係が成立すると、ありえないような強引な人事がまかり通ってしまうのです。

役員と課長の癒着のパターン

・課長が役員と同じ大学の後輩だった

・課長がその役員の閥に所属している

このような実に下らない理由で、役員が簡単に権力を行使する例は枚挙にいとまがありません。

僕がいた会社には、パワハラで有名なある課長がいました。

この課長は、かつて自分の部下だったA君(今は別の部署にいる)を手元に呼び寄せるために、人事権をもつ役員に近づき、

ゴルフに行ったり、役員の奥さんの誕生日にプレゼントを買ったりと見え見えのゴマすりを続けたのです。

その結果、役員はパワハラ課長の言いなりになって人事権を行使しました。

結局は「親分子分好き嫌い」うという昔ながらのことわざ通りの世界になっていまったのですね。

人間とは悲しい生き物ですね( ;∀;)。

パワハラ課長に連れ戻されたA君は「あの課長の部下にだけは2度とやりたくない!」と言ってたそうです。

しかしその願いはかなわず、またパワハラ課長の部下になってしまいました。

あの時のA君は、かわいそうでなりませんでした。

以上、【人事異動の裏事情】についてでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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