やっと転職できたと思ったら、転職先の人間関係が最悪だった・・・
職場の雰囲気が悪くてすぐに辞めたくなった・・・
最初に聞いていた仕事内容とまったく違っていた・・・
新しい仕事がどうしても自分に合わなかった・・・
50代は人生の折り返し地点、しかし働く期間という点から見ればもう終盤です。
この年代は、自分の老後の問題だけでなく、親の介護の問題も出てきます。
それに体力もガクンと落ち、健康上の心配事も1つや2つと出てくる年頃でもあります。
アラフィーとは、そんな世代なんです。
若い人と違って失敗が許されない世代、
なのに
転職に失敗してしまった!
そんな時、どうしたらいいのでしょうか。
僕は50歳の時に転職で失敗した経験があります。
だから、転職に失敗して不安になる人の気持ちがよく分かるのです。
でもあきらめないでください。
今から打てる対策はあります。
道は必ず拓けます。
一緒に逆境を乗り越えましょう。
目次
50代が転職で失敗する6つのケース
50代で転職した人が失敗するパターンは、大きく分けて6つあります。
まずはこの6つのパターンをみて、自分に当てはまるかチェックしてみてください。
早速見ていきましょう
①入社後に次々と嫌なことが起こった
これは転職後に後悔するパターンで一番多いと思われます。
例えば入社後に
・若い人の離職率が異常に高い事に気がついた
・辞めていく若い人の後始末で、予想以上に残業が多かった
・社長の態度がガラリと変わり横柄になった
・信じられないほど財務体質が悪く、倒産の可能性が高いことを知った
などなど・・・このように、入社後に予想を裏切る事実が次々と出てくるケースです。
②:仕事に慣れない
50代で転職する場合、どうしても新しい仕事に慣れるまでに時間がかかります。
しかし、時間をかけても仕事に慣れないケースも多々あるのです。
例えば
・仕事が異業種に変わったので、どうして慣れない
・システムが違い過ぎて仕事の進め方が分からない
・体力的にきつくて続けられない
このようなことが原因で、いつまでたっても仕事に慣れないというケースです。
そんな状態が続くと
・何をやるにも時間がかかり過ぎて終わらない
・ストレスがたまりミスが増える
・まわりの人間が自分を冷たい目で見ているような気がする
といった悪循環に陥ってしまうのです。
③:給料の手取り額が激減した
どういうことかというと、
「額面の給料はチェックしていたけど、手取り額がこれほど少ないとは思わなかった!」
と後悔するケースです。
入社初年度に払う税金は、前職の給料水準をもとに計算されるためにこのような現業が起こるのです。
前職の給与が高ければ、転職初年度に引かれる税金の額も高いままなのです。
また、こういうパターンもあります。
「焦って転職したので、給料がこれほど少ないとは思わなかった!」
と後悔するパターンです。
なかなか内定がもらえないと、「もうどこでもいいや!」と焦って転職してしまいます。
そして後から、年収が大幅に下がったことに気がつくのです。
その結果、住宅ローンの返済や子供の教育費に回すお金が足りなくなり、生活レベルを極端に落とさなければならないという悲しい状況になるのです。
④:頼る人がいなくなった
入社前に頼りにしていた唯一の知り合いがいなくなったというケースです。
例えば
・自分を推薦してくれたその会社の人が辞めてしまった
・入社後に親身になって仕事を教えてくれた人が突然辞めてしまった
などなど、自分が頼りにしていた人がいなくなるケースです。
50代は新入社員とは違い、黙っていても誰かが親切に教えてくれるという事は期待できません。
だから、自分が頼りにしていた人がいなくなると、途端に孤立してしまうのです。
⑤:やってみたら体力がもたなかった
例えば人間関係に疲れた人が、人と接することが少ない仕事だからとトラックドライバーの業界に転職すると、体力的に持たないということがよく起こります。
今までデスクワーク中心だった人が過酷な物流業界で働くのは大変なことなのです。
例えば長距離運送業務の場合、渋滞の少ない深夜に走ることが多いので昼夜逆転してしまいます。
50代になってからそのような仕事をすると、さすがに身体にこたえます。
若い人であれば、ちょっと休めば体力が回復するのでしょうが、おじさんたちの体力は簡単に回復しません。
いつまでたっても身体が楽にならず、若い人との差がどんどん開いていくので嫌気をさしてしまうのです。
⑥:誰もやりたがらない仕事を任される
どんな会社でも「誰もやりがらない仕事」というものがあります。
例えば中高年が損害保険会社に転職すると、「被害者との交渉」を任されることがよくあります。
でも「被害者との交渉」は、
・被害者からの文句を真正面から受ける
・会社からは保険金の支払額を低くしろと要求される
・加害者側は少しでも責任を逃れようとする
というように、3者からの板挟みになる仕事です。
だから社内の人間は、進んでやろうとしません。
でも会社の人間は、50代の転職者は人生経験豊富で多少のストレスにも耐えられるだろうと考え、転職組のおじさんを指名するのです。
その結果、ストレスでつぶれてしまい、会社を辞めてしまうのです。
50代の転職で失敗する3つの原因
50代の転職で失敗してしまう原因はさまざまですので、一概には言えません。
ただ突き詰めてみると、だいたい次の3つが原因となっています。
原因1:今までの経験が生かせなかった
今まで会社で培ってきた経験というものは、その会社以外では通用しないことが多いものです。
会社が変わればシステムもやり方も考え方もすべて変わってしまうので、今までの経験が生かせないケースが多々出てくるのは当然なのです。
原因2:自分の適性に合わなかった
どのような仕事でも、やってみないことには自分に合っているかどうかは分かりません。
やってみた結果、自分の適性とは合わなかったということは、当然起こるのです。
また50代にもなると、若い時と違って環境に合わせて自分自身を柔軟に変えることは容易ではありません。
だから「自分の適性に合わない」という事態が致命傷になっていまうケースが多いのです。
原因3:転職を焦ってしまった
50代で転職する人は、みなさまざまな事情を抱えています。
転職市場は好調ですが、それでも50代の求人は限られています。
なかなか希望の転職先が見つからないと、次第に焦ってくるでしょう。
そんな時に内定をもらうと、何も考えずに飛び込んでしまう気持ちも分からなくはありません。
しかし会社のことをよく調べないで転職すると、入社後に想定外のことが次々に起きて、後悔する結果になってしまうのです。
50代で転職にリベンジする時に注意すべき2つのこと
50代で転職に失敗するとどうなるか!
せっかく入社したのに、すぐに嫌気をさしてしまったら、悲しいですよね。
そして心の底から嫌気を感じれば、ほとんどの人は別の転職先を求めて退職の道を選ぶでしょう。
でも日本の場合、転職の回数を重ねるほど状況が不利になりますよね。
だから次の転職は、さらに条件が悪くなる可能性が高いのです。
まずその事を覚悟した上で、新しい仕事をつかみとる時は次の2点に注意してください。
①:転職先の内部情報を徹底的に調べる
転職で失敗する原因の大部分は、この事前の調査が不完全だったために起こるものです。
表面的な情報だけでなく、社外の人からの情報(例えば取引先の人の話)とか、財務内容とか、社長の裏の顔とか、あらゆる角度から調べるべきです。
もちろん調べることができる限度がありますので、分かる範囲でかまわないのです。
でも、最低でも「自分としてこれ以上は調べようがない!」と思えるぐらいはやってほしいのです。
入社後に後悔することに比べたら、そんな手間は大したことではないはずですから。
②:自分の能力を過大評価しない
ほとんどの50代の転職者は、「自分はある程度の能力はある方だ」と思っているものです。
そう思うから、転職に踏み切りる決断ができたんですよね。
でも、人は年を取るほど固定観念に縛られて思考の柔軟性がなくなったり、謙虚な気持ちが薄れていく傾向があります。
体力的にも若い人にはかないません。
だから、その事を常に忘れないでほしいのです。
常に意識することで、若い人にはない50代の魅力をアピールすることができるのです。
こちらの記事もどうぞ
⇒【おじさんの転職】50代の転職市場で今起きている追い風とは!
⇒僕が50歳から【フリーランスのライター】という生き方を選んだ理由
⇒副業解禁でも【サラリーマンはネットビジネスに手を出すべきではない】と断言する理由
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。