もしかしたら、自分はとんでもない業界に入ってしまったのだろうか!

こんなひどい業界と思わなかった!

業界そのものがブラックだったのかも!

 

休みがほとんどとれないような仕事だったり、将来に希望が持てないような会社で働いていると、「もうこの仕事はやめて別の業界で働いてみよう!」という気持ちになることがあります。

 

新卒で入社する時、多くの学生は企業のパンフレットに書かれている事や求人情報を素直に信じるものです。

 

でもその情報は、必ずしも業界の特徴を客観的に説明したものではありません。

 

例えば、他の業界と比べて待遇はどうなのか、労働環境はどうなのか、などの違いについては書かれていません。

 

だから入社してから、想像した世界とはまるで違っていた!というミスマッチが起きるのです。

 

さらに悲しいことに、ほとんどの人は自分がやる具体的な仕事内容が分からずに就職するのが日本の現状です。

 

その事も、雇用のミスマッチに拍車をかける要因なのです。

 

新卒で入社した会社が想像とまるで違っていたら、ショックを受けます。

 

状況がひどければ、転職したくなるでしょう。

 

でも転職しても、また同じ状況だったらどうしよう!

 

そう心配する人も多いと思います。

 

そうなると、別の業界で働こうと考えてしまいますよね。

 

でも異業種への転職は、とってもハードルが高いです。

 

ネットで検索すると、異業種転職のメリットを強調するサイト(特に大手の転職サイト)が多く出ていますが、現実は違います。

 

だから、これから異業種への転職を目指すのであれば、まず「現実は厳しい」ということを知っておいてください。

 

その上で、どうしても異業種転職を成功させたいと思うのなら、採用のカギになる志望動機についてしっかり対策を立てることが大事です。

 

今回は、異業種への転職を本気で目指す人に向けて、失敗しないための志望動機の書き方について説明します。

 

 

志望動機が難しい理由

 

異業種転職の【志望の動機】は、とってもむずかしいと言われています。

 

異業種転職を目指す多くの人は、「今まで働いた業界に嫌気をさしたから、もっと楽に働ける業界を探したい」と本音では思っているのではないでしょうか。

 

でも、そんなことは書けませんよね。

 

もしあいまいな志望動機を書けば、「この人は楽な仕事ならどこでもいいと考えている」と思われかねません。

 

表面的なテクニックを使って書いても、すぐに採用側に本心を見透かされてしまいます。

 

つまり志望動機が難しい理由は、本心と違うことを書かなければならないという点にあるのです。

 

志望動機で意識するべき2つのこと

では、志望動機はどうやって書けばいいのでしょうか。

 

採用側が一番重視しているのは「この人を採用したら、どのような形で会社に役立つのだろうか」という点です。

 

だから志望動機を書く時に気をつけるポイントは、採用担当者に「あなたが活躍する姿をイメージできるような内容」にすることなのです。

 

つまり書く時に一番意識するポイントは、「もし自分を採用してくれたらこういう形で会社に役立つと思います」的な内容に仕上げることなのです。

 

もう一つ注意すべきことがあります。

 

それは、強い目的意識が伝わるように仕上げることです。

 

採用側は、目的意識が強い人ほど辞めない人と考えています。

 

目的意識が弱いと、「この人はすぐに辞めるだろう」と思われてしまいます。

 

採用する側に取って一番の痛手は、「採用後にすぐ辞められてしまう」ことなのです。

 

志望動機を書く前にやっておくべき事とは

 

採用されるための志望動機は、小手先のテクニックでは書けません。

 

つまりネットによく出ている「志望動機の書き方の例文」をマネして、サラッと書くということではダメなのです。

 

ではどうすればいいのか?

 

それは、その業界について徹底的に調べて勉強することです。

 

異業種から転職すると言っても、採用側は「その業界のことを知らなくて当たり前」とは考えていません。

 

採用担当者は、どのくらい業界について勉強してきたのかを見ています。

 

本気で業界について勉強すれば、その姿勢は必ず伝わります。

 

逆にいい加減に勉強していれば、「この人は何も分かっていないな」と思われてしまうのが落ちなのです。

 

業界について徹底的に調べることは大変ですが、結果的にはこれが一番効率的な方法なのです。

 

 

志望動機に書く具体的な内容とは

 

志望動機に書く内容は2つです。

 

それは、「自分がどうなりたいのか」「自分はどんな会社で働きたいのか」の2点です。

 

つまり未来の自分を想像して書くのです。

 

その時に根拠をしっかり明記してください。

 

つまり採用側が、「なぜそう思うのか」という疑問を残さないように書くのです。

 

そして、「なりたい自分を実現するために自分としてどういうプランを考えているのか」まで書ければ完璧です。

 

気をつけてほしいのは、業界の現状とずれていない未来を描くことです。

 

そのためにも、業界についてしっかり勉強し現状を把握しなければなりません。

 

また多くの人がよく使うテクニックに「私はこの業界が好きだから応募しました」的なことを書きますが、「好きだから」ということは、誰でも言えることです。

 

「好きだから」を書いても、ここに重点を置いた志望動機にしてはいけません。

 

それよりも、その業界で今必要とされているものは何か、その業界で今困っていることは何か、という視点で書く方が高評価を得られます。

 

さらに自分の意見(考え)をしっかり書けば、この人は業界のことをしっかり勉強しているし、自分なりに一生懸命考えて意見を言える人だと好印象を持たれるのです。

 

異業種転職の実態とは

ここからは、異業種転職の実態についてデーターを見ながら説明します。

 

まず最初に、ちょっと古いデーターですが、DODAが2013年に調査したデーターを紹介します。

 

この調査は、25〜39歳のビジネスパーソン約10,000人に対して行われたもので、対象人数の規模としてはかなり大掛かりなものでした。

 

その調査結果の中から、特に参考になりそうと思われる結果を抜粋して紹介します。

 

異業種への転職割合は?

引用元:DODA ホンネの転職白書

 

このデーターを見ると、【異業種】へ転職した人の割合は全体の約6割でした。

 

つまり転職する人の半数以上が、【異業種】に挑戦していることが分かります。

 

意外に多いですよね。

 

因みに【異職種】へ転職した人の割合は、全体の33.9%となっていました。

 

【異業種】【異職種】って、ちょっと紛らわしいですよね。

 

簡単に言うと、業種(ぎょうしゅ)とはメーカーとか流通とか建設のことで、職種(しょくしゅ)とは営業とか事務のことです。

 

何となくイメージできたでしょうか。

 

年齢別に見るとどうなるか?

引用元:DODA ホンネの転職白書

 

次は年齢構成です。

 

【異業種】へ転職をする人を年齢別で見ると、その割合は年齢が上がるほど低くなっています。

 

つまり年を取るほど、異業種へ挑戦しなくなっているわけですね。

 

例えば24歳以下の年代では異業種へ転職する人が70.5%だったのに、35~39歳では50.1%と下がっています。

 

これは【異職種】への転職でも同じような傾向がみられました。

 

その背景は2つ考えられます。

 

1つは、採用側が「若い人ほど知識や経験よりもポテンシャルに期待して採用している」ためと考えられます。

 

もう一つは、「年齢が上がるほど同じ業種または職種に転職したほうが年収など条件面で有利になる」と考える人が多いためと感がられます。

年収はどうなるか

次は年収です。

 

DODAの調査によると、異業種への転職をした人の年収は、上昇しているケースが多いようです。

 

例えば、異職種への転職で最も多かった「販売/サービス系から 営業系への転職」のパターンでみると、その多くは転職を通じて年収アップがしています。

 

また、メディカル業界への転職者の6割ほどの方が前職よりも年収が上がっています。

 

中年で異業種に転職するとどうなるか

次は中年の異業種転職の実態についてです。

 

参考にした資料は、エン・ジャパン㈱が2018年にミドル世代を対象に行ったアンケート結果です。

 

この調査結果によると、ミドル世代の異業種転職で多い業種は、

第1位「メーカー」(60%)

第2位「流通・小売・サービス」(40%)

第3位は同率で「IT・インターネット」「商社」(31%)という結果になっていました。

 

また職種別で見ると

第1位「事務・管理系」(51%)、

第2位「営業・マーケティング系」(45%)、

第3位「経営・経営企画・事業企画系」(38%)となりました。

 

中高年の異業種転職ではメーカーの人気がダントツに高いです。

 

個人的な推測ですが、メーカーの営業職は社内研修などで商品知識を覚えれば、比較的異業種でもやりやすい仕事だからだと思います。

 

また、職種で「事務・管理系」が高いのは、管理職として転職する人が多いからと思われます。

 

以上、異業種転職の実態についてでした。

 

 

異業種転職の失敗パターン

ここからは、異業種転職で失敗するパターンの紹介です。

 

失敗するケースはさまざまですが、大きく分けるとだいたい3つのパターンに集約されます。

 

3つのパターンを知って、同じ失敗をしないようにしてください。

①先入観だけで決めてしまった

これは、よく調べないで頭の中にある先入観だけで転職先を決めて失敗してしまうパターンです。

 

例えば、「誰もが知っている大手だから大丈夫だろう」とか、「おそらく華やかなイメージの業界だろう」といった先入観だけで転職を決めるケースです。

 

しかし、イメージと現実が必ずしも一致するとは限りません。

 

華やかなイメージの業界や職種の方が、実際は泥臭かったり、地味であったりするものです。

 

大事なことは、固定観念を捨てて、客観的に転職先の企業をしっかり調べることなのです。

 

②真逆の職種を選んでいた

これは、今働いている職種と全く違う職種だけを意識的に選んで失敗するというパターンです。

 

例えば、営業職で毎日厳しいノルマに追われて嫌気がさした人は、「もう二度と営業だけはやりたくない」と考えるものです。

 

それで、営業とは真逆の事務職とか製造系の仕事ばかりを選ぶのです。

 

しかし今までやってきた職種と真逆を選んで転職した人は、失敗するケースが多いのです。

 

営業職だった人が事務職に転職した場合、一日中デスクワークをするのはとてもきついことです。

 

やってみた結果、「思った以上にしんどい・・・」、「やりがいが全く感じられない・・・」ということが起こって失敗してしまうのです。

 

大事なのは、「今まで自分がやってきた営業の仕事が必ずしも世の中の営業の全てではない」という視点から考える事です。

 

例えば、同じ営業でも業界が違えばやり方がまったく変わりますし、会社が変わればまるで状況が違ってきます。

 

世の中にはノルマのない営業もありますし、ノルマがきつくない営業もあります。

 

営業といっても千差万別なのです。

 

これは営業に限った話ではありません。

 

事務だろうが経理だろうが工場だろうが、会社が変わればやる事が全く違ってくるということはよくあるのです。

 

たまたま今いる会社で与えられた役割が合わないだけで、その職種すべてが合わないわけではないという考え方を持ちましょう。

 

③給料だけを重視して選んだ

これは、給料の額だけを重視して転職先を決めて失敗するパターンです。

 

確かに給料は大事なポイントですが、そればかり重視して転職先を決めるのは危険です。

 

例えば給料が高いということは、それだけ仕事がハードであったり、求められる能力が高いのです。

 

だから、それだけの実力がないのに背伸びして転職すれば、最終的に仕事についていけず、つぶれてしまいます。

 

給料は会社が提示する「期待値」ですから、分不相応な給料を求めてはいけません。

 

また、高い給料をエサにして人を釣っているような企業(辞める人が多いから)もあるので注意してください。

 

自己分析のススメ

とにかく今の仕事はもう嫌だ! 早く別の会社に変えたい!と思う人はほんとうに多いです。

 

そういう時に、やみくもに異業種を探してはダメです。

 

慌てて転職する前に、やるべき事があります。

 

それは、自分に本当に向いている仕事(業種)とは何か?を把握することです。

 

・自分に合った仕事ってなんだろう?

・自分が本当にやりたい仕事って何だろう?

 

立ち止まって考えてみてください。

 

自分に合った仕事を見つけるためには、自己分析が不可欠です。

 

自己分析をきちんとすれば、自分に向いた良さそうな求人や職種に目星をつけられますし、転職した後で「失敗した!」と後悔することも少なくなるのです。

 

だから自己分析はとっても大事、でも自己分析というものは自分で簡単にできません。

 

自分でやると、どうしても主観が入るので客観的にできないのです。

 

僕がおススメする方法は、大手転職サイトの無料診断ツールを利用することです。

 

何と言ってもタダなので、登録だけして利用すればいいのです。

 

仮に今すぐ転職する気がなくても、将来の逃げ道として自己分析だけはした方がいいですよ。

 

学生時代にやったことがあるという人も多いと思いますが、学生時代と今では状況が違います。

 

大事なのは、現時点のあなた自身について客観的に把握することです。

 

自己診断ツールで最も優れているのは、グッドポイント診断LP です。

 

簡単な質問に答えるだけで、約30分で自己分析をすることができ、自分では気づかなかった強みや弱みが分かります。

 

まずは自己分析をして、自分に合った仕事を見つけてくださいね

 

以上、【志望動機で失敗しないためのポイント】でした。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。