この記事は、ブラック企業を見分けるテクニック】の第二弾になります。

 

第一弾はこちら⇒【ブラック企業を見分けるテクニックその①】求人特徴と裏ワザ編

 

今回は、次の場面でブラック企業を見分ける方法を紹介します。

企業説明会に参加している時

企業の面接を受けている時

・企業から契約書の提示を受けた時

 

各シーン別に具体的で役に立つ情報を紹介します。

 

また最後には、ブラック企業が多い業界についても紹介します。

 

是非、参考にしてください。

 

 

残念なことに入社前にブラック企業を100%見分ける確実な方法などはありません。

 

ただ、会社には独特の社風というものがあります。

 

そしてブラック企業には、普通の人の感覚には理解できないような社風があるのです。

 

そのような社風は、「企業説明会」「採用面接」などの場面で注意して観察すれば、その特徴が透けて見えることがよくあります。

 

しかし、ただ注意深く観察していても、その特徴のすべてを見抜くことはむずかしいでしょう。

 

そこで今回は、具体的にどのような点に注意して観察をすれば特徴を見抜けるのか、そのテクニックをいくつか紹介します。

 

どうか、ブラック企業に入らないように細心の注意を払ってください。

 

たった一度の人生ですから、自分の時間を大事にしてください。

 

【企業説明会その①】あいまい

 

最初は、企業説明会に参加した時にブラック企業を見抜くテクニックの紹介です。

 

ブラック企業の企業説明会の特徴は、説明内容があいまい」ということです。

 

例えば、

・その企業の仕事内容をはっきり言わない

・給料の事や勤務時間についての説明をきちんちしない

 

このようなことがよくあります。

 

仕事内容をはっきり言わないのは、「もしはっきり説明したら、誰も入社しなくなる」ということの裏返しです。

 

しかし、そもそも企業説明会とは、

・その会社の事業内容はどうなっているのか

・実際の仕事はどんな感じなのか

・給料や人事評価の仕組みはどうなっているのか

・今後どのような事業展開を計画しているのか

 

などについて、参加者に説明するのが本来の姿です。

 

ですから、そのような説明をキチンとしていなかったら、ブラック企業の可能性があります。

 

ホワイトな会社であれば、待遇面の説明や労働条件については必ずきちんと説明するのが普通です。

 

【企業説明会その②】違和感

僕は以前、ある王手製薬会社の企業説明会に参加したことがあります。

 

説明会の最後に、手を挙げて質問しました。

 

具体的な残業状況と休日消化日数について教えていただけないでしょうか?

 

すると、会社の幹部らしき人がマイクの前に立ち、

 

君のようにすぐ条件ばかり聞いてくる人は感心できない。本当にやる気があるの?

 

と言われました。

 

この返答を聞いて、僕はその企業に強い違和感」を感じました。

 

理由は、こちらの質問にきちんと答えず、上から目線で「やる気があるの?」と言われたからです。

 

公の場で、しかも企業の幹部がこのような発言をするような会社は、とても危険です。

 

その発言には、「企業の社員に対する姿勢」がにじみ出ていると考えられるからです。

 

もちろん僕は、その企業に応募しませんでした。

 

因みにこの王手製薬会社とは、新入社員研修の時にパワハラが原因で自殺者を出して有名になった会社です。

 

企業説明会は、閉ざされた部屋(又は会場)で行われるので、その雰囲気に飲み込まれて客観的な判断ができなくなることがよくあります。

 

しかし大事なのは、冷静に話を聞いて、客観的な目で企業の本質を見抜くことです。

 

その時に参考になるのが「違和感」です。

 

もし、企業の説明に和感」を感じるようなら、応募すべきかどうかもう一度立ち止まって検討してください。

 

【企業説明会その③】質問

 

ただ説明会を黙って聞いていても、その企業の体質を見抜くのはとても困難です。

 

ですから説明会に参加した時は、できるだけ積極的に質問することをおススメします。

 

当たり障りないような質問ではなく、残業に関することとか、給料に関することとか、会社のビジョンとか、そういう質問がいいでしょう。

 

こちらの質問に対して、きちんと向き合って誠実に答えてくれるのであれば問題ありません。

 

しかし、

・質問と違う回答をしたり

・急に話題をそらしたり

・回答をはぐらかしたり

 

そのような対応だったら、要注意です。

 

基本的にブラック企業は、都合の悪い質問には答えません。

 

また、質問に答える時に担当者の表情や態度にも注意してください。

 

そこから、企業体質が透けて見えることがあるからです。

 

【企業説明会その④】精神論

最後に注意してほしいのは、「精神論」です。

 

特に社長や役員の発言の中に「やる気」とか「本気」とか、そういう精神論が出てきたら要注意です。

 

精神論を振りかざす会社は、ブラック企業の可能性が高いと言われています。

 

企業体質が精神論で支配されているので、パワハラなどを容認する傾向があると考えられているからです。

 

社風としてパワハラ容認をしている会社は意外と多く、それが社風になっているとどうしようもありません。

 

そういう社風の会社かどうかを見極めるには、社長が発言する時の態度や表情、言葉遣いを冷静にチェックすることです。

 

 

【面接時その①】雑談

 

次は面接の時に、ブラック企業を見抜くテクニックです。

 

基本的な事ですが、採用担当者がきちんと面接してくれたのかどうかをチェックしてください。

 

つまり面接の時に、肝心な話をしないで終わっていないかということです。

 

例えば1時間近くも面接したのに、肝心な話をほとんどせず雑談だけで終わってしまったというケースは良くあります。

 

面接の時間をそのような雑談に使うような会社は、その時点でアウトです。

 

なぜなら、あなたの表面的な部分だけをチェックして、あなた自身の本質を知ろうとしていないからです。

 

そういうところに、企業の社員に対する姿勢が透けて見えるのです。

 

本来面接の時間は、あなたの適性や人間性をチェックする大切な時間のはずです。

 

【面接時その②】態度

次にチェックしたいのは、面接官の「態度」です。

 

採用の面接をする人は、会社の代理であり、その態度には会社の体質が透けて見えることがよくあります。

 

だから、面接官の態度が高圧的だったり、横柄だったりしたら、要注意です。

 

採用する側は、応募者に対して常に対等な立場で接するのが基本です。

 

それができていないのは、応募者を対等な立場の人間とみなしていない証拠です。

 

またこちらが質問した時に、

・返答をはぐらかす

・あいまいな回答をする

 

など、質問にきちんと答えないような態度だったら、ブラック企業の可能性が高いです。

 

質問に答えないのは、正直に答えると都合の悪いことの裏返しだからです。

 

【契約書その①】終身雇用

 

ここで言う契約書とは、「雇用契約書」のことです。

 

いざ採用という時、入社前には必ず雇用契約書を提示されます。

 

その時、まず最初にチェックする項目が「雇用期間」です。

 

雇用期間の項目に「終身雇用」の記載があるかどうか、必ずチェックしてください。

 

もしなかったら、いつ首を切られても文句を言えなくなる可能性があります。

 

基本的に日本の会社員(正社員)は、終身雇用が原則です。

 

だから雇用期間は、定年退職するまでの期間となっているはずです。

 

大事なことなので、必ず確認してください。

 

【契約書その②】労働条件

次にチェックすべき項目は、「労働条件」です。

 

労働条件とは、勤務時間や残業時間、休日に関する条件のことです。

 

ですからどこの会社でも雇用契約書には労働条件の記載があります。

 

法律(労働基準法第32条)では、次のように決まっています。

①休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。

②1週間の各日については、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。

 

つまり労働時間の原則1日8時間、週40時間でということです。

 

この事がきちんと記載されていなければ、ブラック企業の可能性があります。

 

因みに法律で決まっている労働条件の記載事項は、次の5項目です。

①雇用契約の期間

②勤務場所や業務内容

③勤務時間、休憩、休日(始業、終業時間、休日の曜日や日数、休暇の有無や時期、シフト制等)

④賃金に関するもの(給料の金額とその計算方法、締め日、支払い方法等)

⑤退職に関するもの(退職の申し出方法、申し出の時期、懲戒事由等)

 

契約書の文字をパット見るだけで、内容をよく確認せずにサインする人は意外に多いです。

 

しかし、もしブラック企業と雇用契約してしまったら、後で苦しむのは自分自身なのです。

 

ですから、もれなく記載されているか、必ず確認してください。

 

残業代に関する法律が変わります。

働き方改革の目玉【罰則付き残業規制】で何がどう変わるか分かりやすく解説

 

【契約書その③】給料条件

最後は、「給料条件」です。

 

「給料条件」とは、

・実際の賃金の額

・残業代の計算法

のことです。

 

自分がもらう給料の基礎となる大事な項目ですから、しっかりチェックしてください。

 

特に「基本給」の額はしっかりチェックしてください。

 

基本給が低い会社だと、最終的に手取りが上がらないというデメリットがあります。

 

例えば残業代です。

 

残業代は、基本給の2.5割増以上と労働基準法で決まっていますので、基本給が低いと、いくら残業しても手取りが上がらないのです。

 

またボーナスも、基本的には「基本給の○ヶ月」と算出されるケースがほとんどですので、基本給が低いとボーナスも低くなります。

 

ですから、まずは基本給がまともな額なのかどうかをチェックしてください。

 

因みに、給料の額がモデル例として記載されていたらブラック企業の可能性が高いです。

 

なぜなら、モデル例は実際に払う給料額とは別物だからです。

 

 

 ブラック企業が多い業界とは

最後に、ブラック企業が多いと言われている業界を紹介します。

 

その業界に関わる会社の全てがブラックという意味ではありません。

 

しかし、そのような業界に入るということは、ブラック企業に就職する可能性が高いことは間違いなく、リスクがあることを知っておいてください。

 

隠れ残業については、こちら

【長時間労働による過労死】目に見えない「隠れ残業」の実態とは!

 

①建築・住宅業界

この業界は、ノルマが厳しく、激務であることで有名です。

 

扱う商品が住宅やビルなど高額な商品がほとんどですので、簡単に売れません。

 

そのため、ライバル企業との競争が激しく、生き残るために強引な手法で売り込む傾向が強いのです。

 

因みに給料は高い傾向があります。

 

②保険業界

この業界の営業は、未だに飛び込み電話勧誘が多く行われています。

 

中小の保険会社の場合、まず最初に自分の家族や友人に保険を勧めることを課されます。

 

また、ノルマ達成のために自分で高額な商品を購入する人もいるようです。

 

③外食産業

飲食業界は、基本的に長時間労働の職場が多いです。

 

特に外食チェーン店の場合、深刻な人手不足が続いており、現場は常にギリギリの人員で回っています。

 

アルバイトやパートが集まらなかったり、もしくは突然辞めたりすると、その穴埋めは社員がすることになり、肉体的にもキツイ業界です。

 

④IT業界

IT業界は、業歴が浅く急成長した会社が多いため、労働環境の整備が追い付いていないのが現状です。

 

そのため、毎日終電で帰るとか、会社に泊まり込みをしたとか、そういう話がよく出ています。

 

特に悲惨なのは、王手IT企業の下請けをしているIT関連企業です。

 

給与は少なく仕事量は膨大というのが常識になっています。 

 

⑤旅行業界

この業界は、拘束時間が長いのに給料が低いという特徴があります。

 

基本的に、残業代がつかない会社が多いようです。

 

 

 

以上、【ブラック企業を見分けるテクニックその②】説明会、面接、契約書編でした。

 

姉妹記事【ブラック企業を見分けるテクニックその①】求人特徴と裏ワザ編も合わせて参考にしてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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