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ビタミンと言うと、何となく体に良い成分というイメージがありませんか。コンビニやドラッグストアーでは、様々なビタミンのサプリが売られています。最近では100均でも売られていますね。また、ドリンクや加工食品にもビタミン添加を売りしている商品がたくさん出ています。

 

ビタミン補給は、本当に体のためになるのでしょうか?

 

健康に良さそうというイメージが強いビタミンですが、本当のところはどうなのか?、企業が作ったイメージと正しい知識の違いはどこなのか?などなど・・・ビタミン神話の本当のところについてのお話です。

普通の生活ではビタミンが不足するって本当?

普通の食生活を送っている人が、サプリなどでビタミンを補給する必要はあるのでしょうか。答えは「ノー」です。

 

よほど極端な偏食やダイエットをしている場合でない限り、人間が必要とするビタミンは、普段の食事から十分摂取できています。ところが健康食品業界ではこんな広告をよく出しています。

 

ビタミンで活力アップとか、

ビタミンで風邪知らずとか、

ビタミンで老化予防とか、

ビタミンで視力回復とか、

ビタミンで精神安定とか、

ビタミンで美肌とかとか・・・・

 

このような広告の宣伝文句をそのまま信じて、誤ったイメージを持つ方がたくさんいます。まるでビタミンは万能薬みたいな宣伝文句に踊らされてはいけません。

 

そもそも体が必要としていないのに、補給したところで効果は期待できないのです。

 

もちろんビタミンが不足すれば、体に様々な悪影響を及ぼすのは事実です。しかし普通の食生活をしている限り、ビタミン不足はまずありません。

 

でも販売する側の企業としては、多くの人がもっているビタミンに対する健康的なイメージを利用して、売上を上げています。販売する商品にビタミンを添加するだけで、何となく健康に良さそうというイメージをもってもらえるので、とてもありがたいのです。

 

しかし、繰り返しになりますが、極端な偏食をしない限り、ビタミン不足はおこりません。むしろ、過剰摂取で身体に与える害の方が心配なのです。

ビタミンの過剰摂取が危険なケースとは!

水に溶けやすい水溶性のビタミンBやビタミンCを大量に摂取しても、尿として体外にでるので大きな害はありません。怖いのは油(脂)に溶けやすい脂溶性ビタミンビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)です。

 

水に溶けにくいので過剰摂取すると体に害をもたらすことがあるのです。

 

例えばビタミンA、過剰摂取するとどうなるでしょうか。

 

乳児の場合は中毒症状を起こすことが分かっていますし、妊婦さんの場合は奇形児が発生する率が高まるとの報告が出ています。

 

またビタミンEの場合は、総死亡率が上昇するという調査報告が出ています。だから、何となく健康になれそうだから・・・というイメージだけでビタミンを過剰に摂取するのは、とても危険なのです。

 

しかし一方では、本当に体がビタミンの補充を必要としている人がいます。それはどんな人でしょうか。

ビタミンを補う必要がある人とは?

ビタミンを補う必要がある人は、どんな人でしょうか。

 

例えば妊婦さんの場合、特に葉酸の補給が必要です。それはお腹の赤ちゃんが成長する時に多量のDNA合成が行われるので、これを助ける葉酸が不足しやすいからです。

 

同様に赤ちゃんの場合はビタミンDが必要です。それは、赤ちゃんの骨の成長にビタミンDが必要だからです。でも母乳に多く含まれていません。

普通は、鶏卵を積極的に摂るか、日光に当てるかします。しかしそれができない場合は、赤ちゃん用のサプリで補う必要がでてくるのです。

 

天然という言葉が生み出す誤ったイメージとは!

サプリの広告でよく言われるのが、

 

天然素材から抽出したビタミンだから、体に吸収されやすいんです!

 

とか

 

天然だから安心なんですね!

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などといううたい文句です。本当にそうでしょうか?

 

実は、天然だろうと合成だろうと、同一物質なんです。だから、天然だから吸収率がよくなるとか、天然だから安心ということは絶対にありません。つまりこれらの宣伝広告は、

 

完全な虚偽!

のです。天然だろうと合成だろうと同じ化合物です。

 

いやいや、純度が違うよ!

 

という人がいるかもしれませんが、純度で言えば、合成品の方が明らかに高いです。

 

「天然」という言葉には、何となく安心というイメージがあるのかもしれません。だから売り手はそこを利用して、商品の宣伝に使うのです。これはビタミンに限ったことではありません。あらゆる物質に言えるでしょう。

 

つまり同じ化学式の物質なのに、天然と合成品に差があるはずがないのです。もし何かの健康食品のうたい文句に

 

天然だから〇〇に優れている・・・

 

的なことが書かれていたとすれば、それだけでその商品は信頼できないと判断していいでしょう。

意外と知られていない薬と併用する時のリスク

意外と知られていないのが、ビタミンと薬の関係です。ビタミンのサプリを薬と並行して飲んでいると、悪影響が出ることがあります。

 

例えば、血栓予防としてアスピリンを常用している人がビタミンEを過剰摂取すると、出血が止まりにくくなることが分かっています。また他にも

 

ビタミンAとテトラサイクリン系抗生物質を併用すると激しい頭痛の可能性があり、

ビタミンCと利尿薬(アセタゾラミド)を併用すると腎結石や尿路結石の可能性があり

ビタミンB6とパーキンソン病治療薬(レボドパ)を併用するとレボドパの代謝を進め作用を減弱させる

 

などなど・・・・、これらはほんの一例ですが、たくさんの悪影響が報告されているのです。

ビタミンCに関するおもしろエピソード

ライナス・ポーリング博士は、ノーベル化学賞を受賞するほどの偉大な科学者です。この博士、65歳の時に突然ビタミンCにのめりこみます。そして、毎日大量のビタミンCを摂れば、風邪やガンなどあらゆる病気を予防できると主張したのです。

もちろん博士は、毎日大量のビタミンCを飲み続けました。しかし、前立腺がんにかかりなくなります。博士のビタミンCに関する理論は、多くの科学者の追試で否定されました。つまり効果がないことが証明されたのです。

 

しかし、この時の博士の理論は今も健康食品業界で浸透していて、

 

ビタミンC=何となく体によさそう!

 

というイメージは広く一般に固定されてしまったのです。しかしビタミンCは、あらゆる病気を予防する万能薬などではありません。腎威のある教授とか博士とかが発信した情報は、それが誤りであると誰かが証明しても、我々は妄信的に信じ込んでしまう傾向があるようです。

まとめ

ビタミンB1発見のきっかけは、軍隊で脚気が多発したことでした。脚気は、ビタミンB1欠乏症の一つで、心不全と末梢神経障害をきたす病気です。当時の軍隊では、食事が極端に制限されていたのでビタミン不足が起こったのです。

 

また、遠洋航海に出ている船乗りには壊血病が多く出ていた時代がありました。壊血病は、ビタミンCの欠乏によって起こる病気です。
このように、ビタミン不足は食べる食材の種類が極度に少なく限定された環境で起こります。

しかし我々が普通に生活をしている限り、ビタミン不足を心配する必要はまったくありません。 ビタミン補給を意識するより、普段の食生活で野菜、肉、炭水化物などをバランスよく食べることを意識する方がよっぽど大切です。

 

ちょっと余談になりますが・・・・!

 

〇〇国立大学教授のおススメとか、〇〇医師が推薦文・・・などのように腎威者のお墨付きがあると、我々は簡単に信じてしまう傾向があります。しかし、自ら考案した治療法を売り込むためにいい加減なお墨付きを与えたり、根拠の薄い著書を出す権威者はとても多いです。

 

もちろん大半の医師や博士は、地道にまじめに研究に取り組んでいます。でも、人間は悲しい生き物です。素晴らしい頭脳を持ち、一流大学の教授や医者になるような人でも、お金欲しさに道を誤るようです。最近はテレビのニュースでよく見るようになりました。

 

本当に一部の権威者ですが、金に目がくらみ、やたらとTVにでたり、いろんな広告に顔を出したりして金稼ぎに奔走しています。そして腎威を傘にして怪しげな健康法を案内するのです。

 

では何を信じればいいのか、それはなるべく多くの情報を見て、本当の情報と誤った情報を見極める力を身につけるしかないと思います。

 

 

 

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