コラーゲンと言えば、お肌がプルプル!というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。多くの健康食品や化粧品で、その効能が宣伝されています。

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また関節の痛みに聞くという広告もでているようです。広く世間に認知されているコラーゲン、科学的見てその実力はどうなのでしょうか。広告に出ている宣伝文句のウソとホントについてご説明します。

そもそもコラーゲンってなに?

 

そもそもコラーゲンは、たんぱく質の一種です。その役目は、細胞と細胞を貼り合わせること

 

通常たんぱく質は、アミノ酸が長く一列につながったものです。でもコラーゲンの場合は3本の鎖が互いに絡み合った繊維状の構造をしていて、通常のたんぱく質とは大きく異なります

 

 

コラーゲンを煮込むと、この3本の鎖が解けてバラバラになりつつ水を含んだ状態になります。これがゼラチンです。コラーゲンとゼラチンの違いは、生米と炊いたご飯の違いに近いと言えます。だからコラーゲン食品を正確に言えば、ゼラチン食品なのです。

 

化粧品としてのコラーゲンの実力は?
広告のウソとホント

コラーゲン入りの化粧品の広告をみると「皮膚のたるみやしわを改善・・・」という内容のものが多く書かれています。コラーゲンで皮膚のたるみやしわが改善されるのは本当でしょうか。

 

宣伝広告には「コラーゲンを皮膚に塗りつけることで、加齢などで失われた肌のコラーゲンを補う」と書かれています。

 

しかし!

 

コラーゲンの分子はとても大きいので、肌に塗りつけても皮膚から浸透・吸収されることはありません!。だから「失われたコラーゲンを補う・・・」ということはないのです。

 

でもコラーゲンは水分を保持する力が強いので、塗ることで肌の潤いを保つ働きはあります。ということで、コラーゲン入り化粧品が肌の質を根本的に改善するということはありませんが、保湿という点では効果あるということです。

 

結論!

   *塗ることで失われたコラーゲンを補給する ⇒ × 

  *塗ることで肌の水分を保持する ⇒ 〇 

 

余談ですが、コラーゲンは腐敗しやすい物質です。だからコラーゲン入りの化粧品には、防腐剤が入っています。この防腐剤が皮膚表面の常在菌のバランスに悪い影響を与える可能性は否定できません。

健康食品としてのコラーゲンの実力は?
広告のウソとホント

コラーゲンがたっぷり入っているのでお肌がプルルンになりますよ!

 

テレビのレポーターはよくこんなことを言っていませんか?コラーゲン入りの健康食品を食べると、本当に肌がプルプルになるでしょうか?

 

残念ながらこれはありません!

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なぜなら!

 

消化の時にアミノ酸の長い鎖が細かく分解されるので、体に吸収される時はもはやコラーゲンではないからです。当然、効能はありません。

 

コラーゲンは皮膚や軟骨の成分ですが、口から食べたところで直接お肌には届かないということです。頭の毛が薄くなってきたら髪の毛を食べても意味がないのと同じですね。

 

しかし、ある研究ではこんなことを言っています。

 

コラーゲンには、ヒドロキシプロリンというアミノ酸が含まれていて、これが肌のコラーゲン合成を高めたり、皮膚の細胞増殖促進効果を期待することが出来る!

 

本当に?

 

しかしこのヒドロキシプロリンは、体内で再利用されることはなく、そのまま捨てられます。新たなコラーゲンが体にできる時は、他のアミノ酸から別途合成されるのです。

 

ということで、コラーゲンを食べても、広告で言われているような効果は期待できないようです。

コラーゲンペプチドって効果あるの?

コラーゲンが体内で消化される時にできるコラーゲンペプチドという物質が体に良い作用があるという研究報告がでています。

 

研究結果を見ると、

 

*コラーゲンを食べたら肌がプルプルになった!

*コラーゲンで関節炎の痛みが和らいだ!

 

というような研究報告は数多く出ています。ただ多くの研究報告は、患者の感触をもとにしていて、数値化できないものばかりです。また一部数値したデーターも出ていますが、再現性は保証されていません

 

つまり!

 

誰がやっても同じ結果がでるということではない!のです。

 

だから商品の注意書きには、「*効果には個人差があります」と必ず書かれています。悪く言えば、言い逃れの余地を必ず残しているとも言えます。

 

まとめ

コラーゲンは人体のたんぱく質の3分の1を占める重要な物質です。そして、増粘剤や接着剤、錠剤、シップなどに使われていて用途はとても広い物質です。

 

でも、コラーゲンを食べてもそれが体のコラーゲンとはならず、また再現性を実証した研究報告はないというのが科学的な視点でみた今回の結論でした。

 

圧倒的な効果が証明されていないのに、なぜこれほど広くコラーゲンを使った健康食品や化粧品が出回っているのでしょうか?

 

それは、コラーゲンに対する良いイメージが定着しているからだと思います。そのおかげで、多くの化粧品メーカーや健康食品メーカーの商品が売れているのです。だからメーカーは、いろいろな理屈をつけてCMや広告やネットで繰り返しコラーゲンの効能を宣伝します。

 

するとコラーゲンに対する良いますますイメージが定着するという循環がうまれているのでしょう。しかし

 

コラーゲンの効能判定は難しい!

 

とよく言われています。逆に言えば、明らかな効果が見られないので判定が難しいということなのです。

 

客観的には取るに足らない試験データーを大げさに載せて、とても効果があるように書く人がたくさんいるので、注意してくださいね。私個人としては、コラーゲンは高額なお金を払ってまで効果を期待する物質ではないというのが今回の結論です。

 

 

 

 

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