こんにちは!

サーチュイン遺伝子って聞いたことありますか?

サーチュイン遺伝子とは、長寿遺伝子のことです。

2011年ごろからNHKスペシャルや民放のテレビで何度か放送されていました。

 

当時は、老化のカギを握る画期的な発見だ!ということで、すごく話題になりました。

さらに、この遺伝子が活性化している人は長生きする!という話もありました。

 

ビックリですよね。

 

そして、サーチュイン遺伝子を活性化するには、空腹になって血糖値を下げればいいとの結論でした。

つまりプチ断食なんかでカロリー制限すれば、

 

サーチュイン遺伝子が活性化する!

 

と報道されていたのです。

 

ところが、ところがです!

 

この話、誤っていたことが最近になって分かりました。

 

またまたビックリです。

 

誤った情報が多くの人に浸透してしまうと、後で正しい情報が発表されてもなかなか浸透しないのですね。

悲しい・・・・( ;∀;)。

 

そこで今回は、

・最新の科学の世界では、サーチュイン遺伝子はどう評価されているのか

 

・現時点で老化と寿命の関係について、どこまで研究がすすんでいるのか

 

にスポットライトをあててみました。

 

できるだけ分かりやすく紹介しますね。

 

それでは行きましょう。レッツゴー!

 

 

空腹でも活性化しないサーチュイン遺伝子 

そもそもサーチュイン遺伝子が若返りの遺伝子として注目されたのは、

 

サルを使った実験で、若返りの効果が認められたからです。

 

つまり、約20年間にわたりカロリー制限したサルを観察した結果、

 

・見た目が若返った!

 

・病気が少なくなった!

 

ということが確認できたのです。

 

それで、カロリー制限することでサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が活性化し老化要因を押さえてくれる

 

と発表したのです。

 

しかし最近になり、カロリー制限してもサーチュイン遺伝子は活性化しないことが分かってきました。

 

それは、

 

・人間を使ったテストで明らかな効果が現れなかった!

 

・若返りにはサーチュイン遺伝子ではなく別の遺伝的要因が由来することが明らかになった!

 

からです。

 

 

おったまげ~!ですよね。

 

ということで、サーチュイン遺伝子=長生き という理論は、否定されたのです。

 

まったくビックリです。

 

僕はこのニュースを聞いたとき、飲んでいたお茶でむせてしいました。それほど驚いたのです(笑)。

 

天下のNHKが報道したことだったので、それが後で間違いだった!なんて信じられませんでした。

 

確か番組では、一流大学の教授や国立研究所の学者さんがたくさん出ていたと記憶しています。

 

それだけで、無条件に信じ切ってしまったんですね。

 

 

ところで、最近の研究で面白い発見がありました。

 

それは、サーチュイン遺伝子が高血糖を止める働きに関係があるということです。

 

でも今度こそ、臨床試験の結果発表を見てから信じたいと思います。

 

老化とミトコンドリアって関係あるの?

 

ミトコンドリアって聞いたことありますか?

 

食べ物じゃありませんよ(笑)。

 

ミトコンドリアは、一言で言えば

 

細胞の中にあるエネルギー工場

 

のようなものです。

 

ミトコンドリアは、酸素を使ってエネルギーを作ります。

 

その時、酸素の一部が活性酸素(かっせいさんそ)に変わるんです。

 

活性酸素って、健康食品や化粧品の広告でよく見かけますよね。

 

聞いたことありませんか?

 

活性酸素を体から取り除く水素水です!

 

とか

 

活性酸素と取り除く効果もあるんですよ! 

 

とかとか・・・。

 

そんなキャッチフレーズがよく使われていますよね。

 

つまり、活性酸素=悪者という考え方が世の中にはあるんですね。

 

この活性酸素は、毒性が強くて体内の細胞を酸化させて老化現象を引き起こす悪者として有名です。

 

だから、

 

ミトコンドリアは活性酸素の発生源なので老化と深く関係している!

 

と考えられているわけです。

 

ところで活性酸素は、悪い面ばかりじゃないんですよ。

 

実は、いい面も確認されています。

 

それは、体を守る働きがあるのです。

 

例えば、

 

・体内に侵入したバクテリアを殺す際に活性酸素が使われたり

 

がん細胞を殺す場合に活性酸素が使われたり

 

といった感じです。いい仕事もしてるんですね。

 

だから、活性酸素=悪者という考え方は、間違っているんです。

 

是非知っておいてくださいね。

 

 

【命の回数券】テロメアの話

 

【命の回数券】と言われると、なんだかドキッとしますよね。

 

今【命の回数券】として話題になっているのがテロメアです。

 

どこかで聞いたことありませんか?

 

テロメアとは、染色体の末端にある塩基配列です。

 

と言われると、なんだかむずかしそうですよね。

 

でも大丈夫です。そんなに難しい話ではありません(笑)。

 

細胞が分裂するとき、染色体はコピーされます。

 

だから、同じ細胞がどんどん増えていくんですね。

 

でもテロメアだけはコピーされないで、分裂のたびに少しづつ短くなっているんです。

 

どんどん短くなって、最後は細胞分裂ができなくなる=生命の終わり

 

だからテロメアは、命の回数券と呼ばれているわけです。

 

少し具体的な数字を見てみましょう。

 

・赤ちゃんのテロメア=約15,000

・35歳のテロメア=約7500

 

どうですか!

 

生まれてから35年経つと、テロメアの数は半分になっちゃうんですね。

 

ちょっとショックです。

 

そしてテロメアの数が2000ほどになると、これ以上の細胞分裂ができなくなって人は死んでしまうのです。

 

ところが、ガン細胞は死にません。

 

それはなぜでしょうか?

 

 

ガン細胞は無限に分裂を繰り返す!

ガン細胞や生殖細胞などは、テロメアを持っているのに無限に分裂を繰り返します。

 

なぜでしょうか?

 

それはテロメラーゼという酵素が働き、テロメアの短縮を防いでいるからと考えられています。

 

またまたビックリです。

 

だったら、テロメラーゼを使えば、ガン細胞の分裂が止まったり、長寿になれるんじゃない?

 

って思いませんか?

 

そうなんです。

 

今、世界中でこのテロメラーゼを使った抗がん剤の開発や老化を防ぐ研究などが進められているんですよ。

 

やっぱり、科学の進歩はすごいです。

 

それにしても、僕たち人間はみな同じようにテロメアを持っているのに、人によって寿命が異なるのはなぜでしょうか?

 

それについては、テロメアの長さに個人差があるからと言われています。

 

また最新の研究では、テロメアの減少幅は細胞の種類ごとに違うことまで分かってきました。

 

例えば、神経や心筋の細胞は分裂を繰り返してもテロメアの長さはほとんど変わらないことが分かっているんです。

 

将来、個人のテロメアの長さが分かれば、寿命が予測できるかもしれませんね。

 

でも、それはそれで知るのが怖いですが・・・・(^^;)。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。