僕は50歳の時に早期退職し、フリーランスのブロガーとし独立しました。

 

それまではサラリーマンだったので、(手取り額)=(給料で振り込まれた金額)でした。

 

でも独立すると、税金とか社会保険料やらを、自分が稼いだ金額から払わなければなりません。

 

サラリーマン時代は、税金が引かれた状態で振り込まれていたから、(振込額)=(全額自分が使える額)でした。

 

でもフリーランスの場合は、すべて後払いです。

 

だから、調子に乗ってお金を使っていると、後でお金が足りなくなって困ってしまう可能性があるのです。

 

自分が稼いだお金のうち、一体いくらまで自由に使えるのか?

 

このことは、フリーランスを目指す人なら絶対に知っておくべき事です。

 

でも税金関係の話は、とっつきにくかったり、説明が難解だったりして、訳が分からなくなることが多いですよね。

 

そこで今回は、

・僕が実際いくら払ったのか

・いくら手元に残ったのか

について、リアルな金額を公開しながら、フリーランス手取り計算について説明したいと思います。

 

僕がフリーランスになった理由はこちらです
僕が50歳から【フリーランスのライター】という生き方を選んだ理由

 

まず最初に、僕が年間で稼いだ金額ですが、260万円です。

 

これは、僕が独立して3年目に稼いだ金額です。

 

この金額から何が引かれるのか、順を追って説明します。

 

引かれる項目は、大きく分けると4つです。

 

細かく見ればもっとあるのですが、とりあえずこの4つを押さえておけば十分です。

 

これを読めば、フリーランスの手取り額のイメージがつかめます。

 

因みに、分かりやすく説明するために、金額は1000円単位で書いています。

 

また今回は、白色申告をした時の話になります。(*確定申告には白色申告と青色申告があります)

 

関連記事

フリーランスを目指す人が退職前にやるべき準備とやらなくてもいい準備

【会社を辞めてフリーランスで働きたい人へ】50歳で独立した僕から伝えたい事

 

 

その1:所得税

僕が払った所得税は
約12.5万円でした。

 

所得税は、稼いだ金額に最初に課せられる税金です。

 

稼ぎがある人は、必ず国に払わなければなりません。

 

因みに所得税は、稼いだ金額が多いほど税率が高くなる仕組みになっています。

 

で、その税率ですが、詳細は下記の表の通りです。

引用元:国税庁 所得税の税率

この表を使って計算すると、こうなります。

 

所得税=

(260万-38万円)x10%-97500円=124500円

 

260万 ⇒ 僕が稼いだ金額

38万  ⇒ 基礎控除と言って無条件に引いて計算します

10%  ⇒ 税率(*195万~330万の所得の場合)

97500円 ⇒ 控除額(*195万~330万の所得の場合)

 

ということで、所得税は約12,5万円で、稼いだ額の約5%でした。

 

因みに、経費が計上できれば税金はもっと安くなります。

 

でもこの時は、まったく経費を使っていませんでしたので、経費=0円で計算しました。

 

仮に経費が20万円あった場合、所得税の計算はこうなります。

 

(260万ー38万ー20万)x10%-97500円=104,500円

 

つまり、もし経費が20万円あれば、税金は約10,4万円になります。

 

つまり約2,1万円(約12,5万円ー約10,4万円)もお安くなるんですね。

 

稼ぐために使った費用は経費にできますので、領収書などの証拠書類は忘れずに保管しましょう。

 

その2:住民税

僕が払った住民税は
23.2万円でした。

 

住民税の計算は、所得割均等割を出してから合算します。

 

所得割 
前年の所得に対して一律に10%課税されます。

 

均等割 
所得にかかわらず均等に課税されますが、住んでいる市町村で額が異なります。

 

因みに住民税のほとんどは所得割が占めていて均等割の金額なんて微々たるものです。

 

それでは早速計算してみましょう。(*僕が260万稼いだ時の例)

 

所得割 
⇒ (260万-38万)x10%=22.2万円

均等割 ⇒ 1万円(市町村で額は異なる)

合計  ⇒ 23.2万円

 

ということで、住民税は約23,2万円で、稼いだ額の約9%でした。

 

住民税額は、確定申告で所得税が確定後に決まります。

 

そして毎年6月上旬に、お住まいの市町村から郵送で請求書が届きます。

 

一括払いしてもいいし、分割(年4回)でもOKです。

 

退職後の住民税について詳しく知りたい方は、こちらを参照ください。⇒退職後の住民税はいくら?

 

 

その3:国民年金

僕が払った国民年金保険料は
19.6万円でした。

 

サラリーマン時代は、誰でも厚生年金に加入していて給料から天引きされていました。

 

でもフリーランスになると、国民年金に強制的に変わります。

 

すべての国民は、加入義務があるので逃げることはできません(^^;)。

 

国民年金の金額は、収入によって変わることはなく一律です。

 

因みに僕の場合、国民年金は約19,6万円で、稼いだ額の約7.5%でした。

 

ただ、毎年金額の見直しが行われています。

 

因みに2018年度は、月額16、340円です。

 

その4:国民健康保険

僕が払った国民健康保険料は
約33万円でした。

 

国民健康保険は、稼いだ金額によって税率が異なります。

 

また住んでいる地域で金額に大きな差が出ます。

 

どのくらい違うかというと、年収400万円の場合、年間0万円を超える地域もあれば、万円以下の地域もあるのです。

*参照⇒国民健康保険料 高い自治体 ランキング

 

ということで、国民健康保険料は約33万円で、稼いだ額の約13%でした。

 

国民健康保険は、金額的には一番大きなものになりました。

 

国民健康保険の計算方法や切替手続きについては、こちらを参照ください。⇒国民健康保険はいくら?

 

オマケ:個人事業税と消費税

僕が払った個人事業税と消費税は、0円でした。

 

個人事業税は、法律で決められた70の業種のみを対象に課税する税金ですが、ブロガーは今のところ対象外です。

 

また、所得金額が290万円以下の場合は、課税対象になりません。

 

70の業種については、こちらを参照ください。⇒東京都主税局 個人事業税

 

また消費税の方は、買い物をする時に払うだけでなく、フリーランスも稼いだ額から払わなければなりません。

 

但し、売上が1,000万円を超えた場合だけです。

 

僕も消費税を払うぐらい稼ぎたいところですが、それはまだ当分先のことになりそうです(^^;)。

 

消費税を払う場合、税率は8%(今後10%になります)ですから、かなり痛いです。

 

因みに対象となる売上は、2年前の売上です。

 

つまり、開業から2年間は消費税の納税義務は免除されているのです。

 

結局いくら残った?

まとめるとこうなりました。

 

稼いだ額   ⇒ 260万円

所得税    ⇒ 約12.5万円

住民税    ⇒ 約23.2万円

国民年金   ⇒ 約19.6万円

国民健康保険 ⇒ 約33.0万円

 

*残った金額 ⇒ 約172万円

 

つまり、260万稼いでも約88万円は税金とか社会保険料で持っていかれるわけです。

 

その率は、なんと34%です。

 

金額の内訳を見て分かる通り、額が大きいものは住民税国民健康保険料です。

 

ただ、稼ぐ金額が増えれば、所得税の負担が一番大きくなる可能性があります。

 

国民健康保険料は住む地域でかなり違うので、収支的にシンドイ場合は引っ越しを検討するのも手取りを増やす一つの手です。

 

 

まとめ

今回は、僕が実際に払った金額を公開しながら、フリーランスの手取り金額について説明しました。

 

何となく、手元に残る金額のイメージがつかめたでしょうか。

 

260万円稼いだ時は、手元に残ったのは172万円です。

 

つまり、稼いだ額の66%です。

 

この比率は、稼ぐ額が増えるほど少なくなります。

 

これがフリーランスの現実です。

 

因みに今は白色申告をしていますが、今後は青色申告に変えるつもりです。

 

青色申告に変えると、所得税と住民税と国民健康保険料がグッとお安くなるからです。

 

ということで、フリーランスになると自分で稼いだ金額のざっくり6割しか残らないということを頭に入れておいてくださいね。

 

フリーランスの準備についてはこちらを参照ください。
フリーランスを目指す人が退職前にやるべき準備とやらなくてもいい準備

 

最後までお読みいただきありがとうございました。