最近、ニュースで「デートレイプドラッグ」の記事が出ていました。

 

デートレイプドラッグ?

 

耳鳴れない言葉と感じた人も多いと思います。

 

要するに、飲料に混ぜて女性を強姦する目的で使われる薬のことです。

 

ニュースを読むと、顔見知りの男性から被害を受けるケース多いと書かれていました。

 

僕には20代の娘が2人いるので、とても他人事とは思えません。

 

それで、デートレイプドラッグに関するさまざまな情報(犯罪の実態とか加害者の手口とか被害に遭わないための対策など)を徹底的に調べて、根本的な対策方法をまとめました。

 

被害に遭わないために、是非参考にしてください。

 

 

デートレイプドラッグとは

まず最初に、デートレイプドラッグとは何ぞやということですが、ウィキペディアによると、

デートレイプドラッグは、飲料に混入させ、服用した相手の意識や抵抗力を奪って性的暴行に及ぶ目的で使われる、睡眠薬や抗不安薬である。

と書かれています。

 

つまり特定の薬物を指すものではなく、酒やアイスティーなどに混入させて、意識をもうろうとさせ抵抗できない状態にした上でレイプする目的で使われる睡眠薬とか抗不安薬とか媚薬などのことです。

 

僕もそうですが、日本ではまだデートレイプドラッグの存在を知らない人が多く認知度が低いと言われています。

 

デートレイプドラッグ被害の実態は

デートレイプドラッグ被害の実態を把握するために、客観的なデーターを紹介したいと思います。

 

まず最初は、日本国内の性犯罪のデーターです。

 

下記は内閣府が出している性被害者に関する調査結果です。

 

引用元:内閣府 強姦,強制わいせつ認知件数の推移

 

このグラフには、「強姦」「強制わいせつ」認知件数の推移が出ています。

 

「強姦」と「強制わいせつ」の違いですが、「強姦」は性交があるが、「強制わいせつ」は性交以外のわいせつな行為を行ったという違いがあります。

 

デートレイプドラッグの場合は、性交があるので「強姦」に分類されます。

 

さて、上図の「強姦」の数字を見ると、直近の年で1409件となっています。

 

件数は毎年少しづつ下がっているようですが、それでも多いですよね。

 

つまりこの日本では、毎日3~4件のレイプ犯罪が起きているということなんです。

 

そう考えると、ちょっとゾッとしてしまいます。

 

因みに上図は「犯罪の発生が認知された件数」なので、被害者の中には被害届を出していない人も多く、実際の発生件数はもっと多いと考えられます。

 

次の図は「異性から無理やりに性交された経験」を聞いた結果です。

「1回あった」が3.7%,

「2回以上あった」が2.8%

被害経験がある女性は6.5%となりました。

 

6.5%って、多くないですか。

 

つまり100人の女性がいれば、6人~7人は無理やりに性交された経験があると考えられるのです。

 

被害者の年齢構成は下記の通りでした。

 

引用元:内閣府 被害にあった時期

 

この図を見れば分かるように、被害を受けた人のほぼ半数が20代です。

 

また「中学卒業から19歳まで」も23.1%あり、高校生や大学生がターゲットとして狙われていることが分かります。

 

被害にあった女性のその後の行動について調べたデーターが下記になります。

引用元:内閣府 被害の相談先

このデーターで特に注目したいのは、「どこ(だれ)にも相談しなかった」という項目です。

 

このグラフから、異性から無理やりに性交されても、なんと約7割近くの人が泣き寝入りしている実態が見えてきます。

 

最後に加害者と被害者の関係を調べたデーターを紹介します。

 

結果は驚くべきものでした。

 

引用元:内閣府 男女間における暴力に関する調査報告書

このデーターは「異性から無理やりに性交された被害者と加害者の関係」をグラフにしたものです。

 

注目したいのは、「まったく知らない人」の数字です。

 

その割合は、女性では8.4しかありません。

 

つまりほとんどの強姦は、顔見知りによる犯行だったのです。

 

ちょっと衝撃的ですね。

 

最近の傾向を調べてみると、SNSや出会い系サイトで出会った人からレイプされるケースが急激に増加していました。

 

つまり、インターネットを利用した強姦が増えているのです。

 

特に婚活サイト系の出会いによる被害が多発しています。

 

とても残念なことですが、デートレイプドラッグで被害に遭っても、本人がその事に気づかないというケースが多いようです。

 

つまり、意識が戻った時には頭がぼうっとしていて詳細を思い出せないという状況があるのです。

 

そのため被害者は、もしかしたら「自分の問題かもしれない」と自責の念にかられ、泣き寝入り状態になってしまうのです。

 

だからデーターに出ている数字は、氷山の一角と考えた方がよさそうです。

 

 

犯行の手口

 

実際の犯行は、どのような手口で行われているのでしょうか。

 

多くのケースで、食事の席でトイレに行った隙にドラッグを混入するという方法が使われています。

 

しかし調べてみたら、他にもさまざまな手口がありましたので紹介します。

 

ケース1:2次会

これは大勢で飲んだ後に「これから2人で飲まない?」と誘われ、次の場所でお酒に睡眠薬を仕込まれ、知らずに飲んでしまうというパターンです。

 

ケース2:ニセ薬

これは、女性を酔わせてから「これ二日酔いに効く薬だよ」とウソを言ってドラッグを女性に渡し、その場ですぐ飲むようにすすめるという手口です。

 

ケース3:1人

これは、バーなどで一人でお酒を飲んでいる女性を見つけ、その女性がトイレに入った隙にアルコールにドラッグを入れるという手口です。

 

ケース4:パーティー

学園祭やパーティーなど人が大勢集まる場所で、ちょっとした隙に女性が手に持っているドリンクにドラッグを入れる手口です。

 

ケース5:得意先で

これは、仕事中に被害に遭うパターンです。

 

ちょっと長くなりますが、被害に遭った女性の体験談を紹介します。

 

その人は30代の既婚女性で、当時は中小企業を相手に商品を販売の営業をしていたそうです。

 

ある時、得意先の会社を訪問したら、社長から応接室に通され、そこで健康ドリンクを出されたそうです。

 

社長は「夏バテしないようにこれでも飲んで元気をつけなさいよ」と言いました。

 

女性がそのドリンクを飲んでしばらくすると、意識を失ったそうです。

 

おそらく健康ドリンクにドラッグを入れたのでしょう。

 

女性が気がついたときは夕方になっていて、何が起こったのかさっぱり分からなかったそうです。

 

しかし女性は「何かおかしい」と感じ、会社の上司に相談後、上司と一緒に警察に被害届を出しました。

 

そこで自身の尿を検査したところ、なんと2種類の睡眠薬が検出されたそうです。

 

また、意識を失っていた間に、性交されていたことも確認されました。

 

何とも呆れた話です。

 

 

ドラッグの入手経路

 

ネットの掲示板などを見ると「自分はこういう手口で狙った女とやった」とデートレイプドラッグ犯罪の様子を自慢気に書いたものがたくさん見つかります。

 

彼らは一体どこからドラッグを手に入れたのでしょうか。

 

調べてみると、アダルトショップで当たり前のように売られていることが分かりました。

 

ショップには、「女性を陶酔させる」「高揚感を楽しめる」などの売り文句とともに販売されているようです。

 

ひどい店になると、堂々と「気になる相手の飲み物に混ぜればお持ち帰り間違いなし」と、犯罪を推奨するような売り文句を掲げるお店もあるとのことでした。

 

因みに睡眠導入系のドラッグは、うつ病などのメンタル不調を装って心療内科に行けば簡単に入手できるそうです。

 

またTwitterでは、睡眠導入系のドラッグが頻繁に転売されていることが分かっています。

 

Twitterで、転売している人の多くが生活保護受給者と言われており、

 

なんと「生活保護を受けて無料で処方箋薬をもらう → ネットで転売して稼ぐ

 

という仕組みができているという情報が出ていました。

 

被害者の声

 

実際に被害に遭った人の中には芸能人もいて、ネット上で自身の体験を公表しています。

 

以下は、元あやまんJAPANメンバーのDJ LOUさんの証言です。

 

DJ LOUさんは、アメリカ留学中に薬物被害にあったそうです。

 

彼女は1人で立ち寄ったバーで声をかけてきた男性に薬物を混入されたとのことです。

 

当時の状況について彼女はこう語っています。

 

途中で気絶してしまった。目が覚めた時は死ぬほど辛くて、汗が止まらなくて、息がうまく吸えなくて手が震えるようなひどい状況だった

 

彼女によるとデートレイプドラッグによる犯罪は、アメリカではよくある話だそうです。

 

だから彼女は、学校の先生とか友達からは気をつけるようにとよく言われていたそうです。

 

 

ドラッグの種類

ドラッグの種類は実にたくさんあるようです。

 

ここでは、頻繁に使われている代表的な3つのドラッグを紹介します。

 

GHB

*画像はイメージです

 

GHBはアルコールと併用することで作用が増し、睡眠導入効果が現れるドラッグです。

 

身体は眠っているのに性的な刺激には敏感に反応する」という状態になるのが特徴です。

 

GHBは臭いがなく普通は透明な液体ですが、粉末や錠剤の形態もあるようです。

 

わずかに塩辛いような味がするだけなので、飲み物に混入されても分かりません。

 

もちろんGHBは違法薬物扱いですが、日本では裏ルートで出回っていると言われています。

 

タチの悪いことに、GHBは代謝が早いので一晩たってしまうと尿検査では分からなくなってしまうのです。

 

またGHBを飲むと、記憶が欠落したようになるため、レイプされたことに気付かないことが多いとも言われています。

 

本当に悪質なドラッグです。

 

ベンゾジアゼピン類

*画像はイメージです

 

ベンゾジアゼピン類は、睡眠導入剤として処方されていることが多く、「ロヒプノール」、「サイレース」、「フルニトラゼパム」といった名前の処方箋薬があります。

 

アメリカでは違法ドラッグ扱いになっていますが、日本では違法ではなく、普通に処方されています。

 

だから、心療内科などで不眠症に悩んでいると言えば、簡単に入手することができるのです。

 

このドラッグは、アルコールと一緒に服用すると強烈な眠さで昏睡してしまいます。

 

デートレイプドラッグとして悪用されることが多かったので、現在は、液体に溶かすと青色に染まるように加工するなどの対策がとられています。

 

しかし色の濃いアルコールに混ぜると、混入した事を見分けるのは難しくなるのです。

 

服用してから7日間以内であれば尿検査で薬物を検出できるそうです。

 

MDMA

*画像はイメージです

 

MDMAは、俗に「エクスタシー」とか「愛の薬」などと呼ばれる共感作用のある幻覚剤です。

 

これを飲むと、脳内のセロトニンを過剰に放出させ「強烈な愛情が沸いてきて、ふだんは気にとめないような異性であっても好きになってしまう」というとんでもないドラッグです。

 

飲んで30分から1時間ほどで効果があらわれ、それが4~6時間も持続するのです。

 

MDMAはカラフルな色が特徴の錠剤で、若者の間ではよく知られた違法ドラッグなのです。

 

飲み続けると神経が破壊され、精神に異常をきたしたり、死に至るケースも報告されています。

 

因みに効果は一晩で切れるそうです。

 

被害に合わないためには

 

大切な人をデートレイプドラッグの被害から守るためには、

・まず、デートレイプドラッグの存在を知ること

・最初からレイプ目的で女性と飲食しようと考えている人がいることを認識すること

・初対面の人や信頼できない人とは気軽に飲食しないこと

・男性からお酒の席に誘われても、安易に受けないこと

・どうしても断れない時は、顔は出すけど飲まないこと

 

などの対策をとることが必要です。

 

多くのデートレイプドラッグは、アルコールに混入して使われています。

 

だから、異性と食事をする時にアルコールを飲まなければ、そのリスクは大幅に下げられます。

 

アルコールを飲めば、ちょっとした隙にデートレイプドラッグが使われる危険性があることをしっかりと認識しましょう。

 

どうしてもアルコールを飲みたい!もしくは飲まなければならないという状況であれば、

・席を離れるときはできる限り、飲み物を飲みほす

・トイレに行く時は、飲みかけの飲み物を置いていかない

・席に戻った時に、飲み物の色が変わっていないかチェックする

 

などの対策をとってください。

 

またデートレイプドラッグは、お酒以外にもソフトドリンクや健康ドリンクなどに混ぜる手口もあるので、「アルコールを飲まないから大丈夫」と過信しないでください。

 

すぐに「飲みにこう!」と女性に気やすく声をかける男性には、十分警戒してください。

 

いつも「飲めばレイプされる可能性がある」という意識を持ってください。

 

最後になりますが、デートレイプドラッグを混入させることはとても簡単です。

 

ですから一番の対策は、「自分の身は自分が守る」という強い意志を持つことです。

 

どうか被害に遭わないよう気をつけてください。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。