管理職なりたくないという人が増えています。

 

厚生労働省の調査(2018年)によれば、なりたくない派は6割(なりたい派は4割)でした。

 

因みに2017年のマイナビの調査によると、なりたくない派は7割です。

 

調査の仕方によって多少割合は変わりますが、なりたくない派の方が多いのが今のトレンドです。

 

因みに僕は成りたくない派でした。⇒出世しない生き方を選んで良かったと思う理由

 

でもある時、上司からこんなことを言われたことがあります。

 

君は自分で向いてないと思い込んでいるだけだ、だからまずは管理職試験を受けてみなさい、絶対後悔しなから

 

でも僕は、そのお誘いを断りました。

 

その事は、今でも後悔していません。

 

しかし、当時の同僚で「管理職になりたくない派」だったのに管理職になった人がいます。

 

そして彼は「やっぱり管理職になってよかったよ」と僕に言うのです。

 

管理職になった方がいいのか、それともならない方がいいのか、本当はどちらなのでしょうか。

 

そこで今回は、少し客観的な視点から、管理職になった方がいい点とならない方がいい点について比較してみました。

 

迷っている方の参考になれば幸いです。

 

関連記事

あなたは知らない!【ちょっと怖くなる人事異動の決定方法と裏事情】

僕が【出世しない生き方】を選んで本当に良かった思う7つの理由

 

 

項目別に見た管理職のメリット・デメリット

管理職にならなかった場合、もしくは管理職を打診されても蹴った場合、その後のサラリーマン人生にどのようなメリット・デメリットが生じるのでしょうか?

 

それぞれの項目別に整理してみました。

 

どの項目を見ても一長一短あり、また人によって感じ方は違います。

 

だから、具体的にどういう現象が起こるのかを見て、自分にとってそれがメリットなのかそれともデメリットなのかを判断にしてください。

 

給料面

管理職になれば基本的には残業代は出ませんが、役職手当がつきます。

 

しかしその役職手当は、残業代を上回ることが少ないのが実態です。

 

だから、管理職になったために給料が下がってしまった!という話をよく聞きます。

 

目先の月給に関して言えば、管理職にならない方がメリットがあるかもしれません。

 

ただ、管理職になった当初は給料が減ったとしても、その後順調に昇進を繰り返せば、残業代よりも手当の方が上回る時がきます。

 

しかし、順調に昇進できる保証はありませんが・・・(^^;)。

 

また管理職になって自由に使える交際費が増える人も多く、その結果、会社の経費で毎晩のように酒を飲む人もいます。

 

そういうタイプの人からすれば、金銭的なメリットの方が大きいかもしれません。

 

ストレス面

管理職になれば、当然ながら結果責任を持たなければならないので、仕事のプレッシャーは強くなります。

 

また、部下の面倒や仕事管理もしなければならず、業務量が増えることは確実です。

 

さらに、会社の経営層からの強い圧力をたびたび受けるようにもなります。

 

たから、管理職になれば仕事上のさまざまなストレスが増えるのです。

 

特にまじめな性格でストレスの影響をまともに受けやすいタイプとか、ストレスに押しつぶされやすいタイプの人は、管理職にならない方が幸せかもしれません。

 

しかし中には、ストレスをあまり苦にしないタイプの人もいるのは事実です。

 

また、責任をうまく部下に押し付けながら、上手に立ち回ることができるタイプの人もいます。

 

自分がどちらのタイプかを見極めて、判断してください。

 

拘束時間

管理職になれば、社内会議などの回数が増えます。

 

また、自分の部署でトラブル発生すれば、すべて対応しなければなりません。

 

その結果、仕事量が増えるので拘束時間は長くなるのです。

 

そうなると、プライベートや趣味の時間が減ったり、家族と過ごす時間を犠牲にしたりというデメリットが生じます。

 

プライベートよりも仕事が大事という人は別ですが、プライベートや家族との時間を重視するタイプは大きな苦痛を感じるでしょう。

 

因みに管理職の中には、手間のかかる仕事や面倒くさい仕事をうまく部下に任せて、自分はさっさと帰るというタイプの人もいます。

 

そういうタイプなら、デメリットは感じないかもしれません。

 

退職金

意外と見落としがちなのが、退職金です。

 

退職金の計算は、勤続年数に基本給を掛け合わせて算出するのが普通です。

 

管理職になると基本給が上がりますから、当然退職金は増えるわけです。

 

老後の生活を考えると、これは見落とせない事です。

 

ですので、管理職になった場合とならない場合の退職金額の差については、一度調べておくことをおススメします。

 

やりがい

管理職になれば権限が大きくなりますし、自分の判断で決済できる仕事も増えますので、やりがいは増す傾向があります。

 

今までは、上司から言われてやっていた仕事が、管理職になってからは、自分が主体になって仕事をすることになります。

 

ですから、モチベーションも上がるのです。

 

ただ、専門職や技術職のような仕事の場合、管理職になることで専門的な仕事が減り、やりがいをなくしたという人もいるようです。

 

だから一概には言えませんが、一般的には管理職になった方が仕事に対するやりがいは上がるようです。

 

これはデーターの上からも証明されています。

 

自尊心・プライド

管理職になれば、社内での立場がガラリと変わります。

 

役職がつけば社内の人間の対応が大きく変わります。

 

多くの人が敬意を払うので自尊心が満たされるのです。

 

また管理職になると、会社の重要な情報がどんどん入ってくるようにもなります。

 

そうなると、「自分は会社の中枢にいて重要な役割を担っているんだ」というようなプライドも生まれてくるのです。

 

ただ、そういう状況に生きがいを感じるタイプとそうでないタイプがあります。

 

因みに僕のように出世にまったく興味のない人間の場合、おそらく管理職になっても生きがいを感じないと思います。

 

自分がどちらのタイプの人間か見極めて判断してください。

 

管理職に向いていない人

専門家によると、管理職に向いている性格と向いていない性格があるそうです。

 

管理職に向いている人とは、自分の発言や行動に誰かが影響されて、何らかの行動を起こすことがうれしいタイプだそうです。

 

つまり、ある意味おせっかいタイプの人とか、自分の力で誰かをコントロールしたいタイプの人です。

 

逆にそういう志向がない人は、管理職に向いていないと言えます。

 

人間ですから向き不向きがあって当然です。

 

自分が向いているかどうか、冷静に見極めてください。

 

なぜ強引に管理職にするのか

 

厚生労働省のデータによると、日本の民間大企業の管理職比率は1割程度です。

 

だから管理職に昇進できる人は、実際のところ10人に1人です。

 

にもかかわらず日本の会社では、ある一定の年齢になると強引に管理職にさせようとする慣習が残っています。

 

なぜ、そのようなことをするのでしょうか?

 

実は従業員を管理職にすることで、会社にとって大きなメリットがあるからです。

 

それは、業績悪化の時に人員整理をしやすいということです。

 

業績悪化などで人員整理が必要な状況になっても、従業員は法律で守られているので簡単に解雇することはできません。

 

そこで、管理職の人から解雇するのです。

 

管理職の人は会社側の人間ですから、従業員よりは解雇しやすいのです。

 

まとめ

今回は、管理職になった場合のメリット、デメリットを検証してみました。

 

管理職になった方がいいのか、それとならない方がいいのか、それは一概には言えません。

 

結論から言えば、本人の価値観と性格を見極めてから判断すべきと思います。

 

世の中には、管理職になってハッピーになる人もいれば、管理職にならないことでハッピーになる人もいるのです。

 

どちらがいいかは、総合的に考えて判断すべきです。

 

是非、ご自身が幸せで充実した人生を送る道を選択してください。

 

応援してます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。