テレビでは「人生の楽園」とか「イチから住」とか、田舎暮らしを満喫する人の生活がよく紹介されていますよね。

 

あの番組を見ると、田舎で暮らすのもいいなぁ~!と思ってしまいます。

 

僕が会社を辞めようかと悩んでいた時は、毎日のように田舎暮らしに関する情報を集めていました。

 

今でも大自然に囲まれて生活することに強い憧れを持っています。

 

ただ、テレビで紹介される田舎暮らしの様子は、「いいところだけ」しか紹介していないと思うのです。

 

僕が「人生の楽園」を見ていつも思うのは、

 

「この夫婦の収支はどうなっているのだろうか」とか「収入のない冬はどうやって暮らしているのだろう」とか、番組ではあえて放送しないようなリアルな生活が気になってしまいます。

 

もし自分が移住するなら、やっぱりメリットだけでなくデメリットも知っておきたいと思いませんか。

 

 

こんにちは!サラリーマンお助け村の村長です。

 

ビルに囲まれた都会で生活していると、田舎暮らしに憧れてしまう人も多いのではないでしょうか。

 

最近では、田舎暮らしに関する情報があふれています。

 

でも、いい話ばかりで、デメリットに関する情報はそれほど多くないような気がするのです。

 

僕もいつかは田舎暮らしをしようと思っているので、デメリットに関する情報も知っておきたいです。

 

そこで今回は、田舎暮らしをした人が感じているデメリットについて調べてみました。

 

「田舎暮らし」と言っても千差万別です。

 

つまり、ものすごい過疎地でコンビニも飲食店もほとんどないような田舎もあれば、そこそこ人口があって都会暮らしに近い生活ができる田舎もあるわけです。

 

だから今回は、「セカンドライフとしてど田舎に移住した人が本当に困ったことは何だったのだろうか」という視点で、多くの体験談を調べてみました。

 

これから田舎暮らしを始めようと思う人は、是非参考にしてください。

 

 

データーから見た田舎暮らし

まず最初は、データーから田舎暮らしの実態を見ていきたいと思います。

田舎暮らしの定着率

最初に調べたのは、田舎暮らしの定着率です。

 

つまり田舎暮らしてみたけれど、「やっぱりムリだった」と思って引き揚げた人はどのくらいいるのだろうかと思って調べてみました。

 

しかし、ズバリこれだ!というデーターは見つかりませんでした。

 

そこで、農林水産省の「Iターンによる定住の状況」に参考になりそうなデーターがあったので紹介します。

 

引用元:農林水産省 Iターンによる定住の状況

 

この表は、「田舎で働き隊」をやった人がどのくらい定住したのかを、年代別に調べた結果です。

 

「田舎で働き隊」とは、いわゆる地域おこし協力隊のことです。

 

地域おこし協力隊の制度は、田舎で地域協力活動を行って定住・定着を図るというものです。

 

さて、上の表を見ると、定住した人の割合は合計で54%でした。

 

つまり約半分が定住し、半分が定住しなかったということになります。

 

ここで注目したいのは年代別の定住率です。

 

表を見ると、40代で12%、50代で6%、60代で3%と年代が上になるほど定住率が極端に下がっています。

 

これはあくまでも個人的な推測ですが、年齢が上がるほど体力的にきついと感じたり、環境の変化に適応できなかったのではないかと思います。

 

だから移住するなら、出来れれば60代になる前に行った方がよさそうです。

 

僕の場合、もうタイムリミットまで数年しか残されていませんが・・・(^^;)。

 

田舎暮らしの人気度

次は田舎暮らしの人気度です。

 

田舎に憧れる人は多いと言われていますが、実際に希望者はどのくらいの割合なのか調べてみました。

 

使った資料は、平成30年2月に出された「内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局」です。

 

引用元 内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局

 

上記のグラフは、年代別の地方への移住希望者の割合です。

 

注目したいのは50代の男性、どの年代よりも高い割合になっていますよね。

 

50代の時はまだまだ現役バリバリなので、早期退職をして田舎で働こうと考える人が多いのではないかと思います。

 

ただ、全体を見ると3割以上いるので、3人に1人は地方への移住を希望しているということになります。

 

これって驚異的に高いですよね。

 

 

田舎暮らしに失敗した人の言い分

田舎暮らしを始めてみたものの、

・都会生活とのギャップが想像以上だった

・田舎特有の閉塞感に耐えられなかった

・田舎独特のルールが分からずトラブルになった

 

・・・などなど、さまざまな理由で田舎暮らしを後悔している人が少なからずいるようです。

 

実際どのようなことが原因で後悔したのか、多くの体験談を分析してみました。

 

仕事がなかった

 

後悔した理由で一番多かったのは、仕事がなかったということでした。

 

つまり移住した村にハローワークがなかったり、ネットで検索しても求人がなかったということです。

 

田舎の場合、就農以外で仕事を探すと大変なようです。

 

また運よく仕事があったとしても、賃金は都会よりずっと低いのが普通です。

 

仕事のことは、移住する前に決めた方がよさそうです。

 

出費が多くて困った

 

田舎での生活は、都会よりもコストがかかるようです。

 

例えば暖房費、田舎の冬の寒さはエアコンだけではしのげないところが多く、ほとんどの家で石油ファンヒーターを使っています。

 

広い家が多いので、部屋全体を温めるのに時間がかかります。

 

そうなると当然のことながら灯油代がかさむわけです。

 

また、田舎のガスはプロパンガスが常識です。

 

プロパンガスは都市ガスと比べると、基本料金が2倍とビックリするほど高いのです。

 

さらに田舎の場合、車の移動が多いのでガソリン代がかかります。

 

しかも田舎に行くほどガソリンの単価はどうしても高くなる傾向があるのです。

 

だから結果的に毎月のガソリン代がかさみます。

 

さらにさらに、田舎は物価が高いのです。

 

これは、過疎地になるほどスーパーなどの商業施設が少なくなるため、競争がなくなるからです。

 

その他にも、町内会費地元組合活動費などの諸経費や青少年育成会費、体育協会費、交通安全協会費・・・などなど、都会では考えられないような集金があるようです。

 

ということで、田舎は都会に比べると固定出費が多いということは覚悟しておきましょう。

 

住居(古民家)で失敗

田舎暮らしの物件で古民家を選ぶ人は多いようです。

 

広い屋敷に太い柱、高い天井など、都会生活では得られない解放感があり人気があります。

 

しかし古民家の購入で失敗したという体験談はたくさんあります。

 

不動産屋は、こちらから言わないと物件に関する不都合な情報を教えてくれません。

 

だから、引っ越したばかりの時は気づかなかったけど、数年暮らしているうちにいろいろと問題点が出てきたというケースがあるのです。

 

例えば耐震強度、古い住宅の場合は最新の耐震強度になっていないことがほとんどです。

 

なので、移住後にちょっとした地震が起こると、柱にひびが入ったり、壁が崩れたり、家が微妙に傾いたり、ドアが開かなくなったりなど、予想外の被害が出てくるのです。

 

もちろん耐震補強や改修工事をすればいいのですが、当然費用がかかります。

 

お金に余裕があればいいのですが、どうしても予算的に厳しい場合は、リスクがあっても住み続けるしかないという人もいるわけです。

 

また耐震強度以外にも、アスベストによる健康被害を気にする人もいました。

 

田舎の場合、築年数の古い物件が多く、今でも多くの物件でアスベストが使われているようです。

 

アスベストが老朽化すると、屋根や外壁がボロボロになったりします。

 

また、地震などで目に見える部分にヒビ割れができたりすると健康上のリスクが高まります。

 

他にも水回りの問題排水の問題など、都会生活をしている時はあまり考えもしなかったような問題が出てくることがあるようです。

 

家を購入する時は、十分調べてからにしたいですね。

 

 

ゴミの問題

 

ゴミ捨てが煩わしい!」という体験談もありました。

 

田舎の場合、ゴミ捨てが有料になるケースが多いようです。

 

また田舎の方が都会よりもごみ捨ての分類にウルサイ事が多いようです。

 

またゴミの管理は町内会がしている事が多く、町内会に入らなかったためにゴミを捨てる権利が得られないという体験をした人もいました。

 

ゴミ捨てと町内会は密接に関係しているようですね。

 

行事が苦痛だった

 

これは、自治会に関わる行事がやたらと多くて困ったとか、行事に出ること自体が苦痛だったということでした。

 

例えば休日に家でゆっくりしたい時でも、草むしりや運動会などがあるので、結局身体を休めることができなかったという声がありました。

 

特に草刈りの奉仕活動をしている所は多いようです。

 

田舎は自然のパワーが強いので、油断しているとすぐに草や蔓などで公共の施設や場所が覆われます。

 

だから、草刈りの奉仕活動は頻繁にあるようです。

 

また夏祭りや運動会など行事が多く、それが行われる前にみんなで草刈りや掃除などの奉仕作業をするのが普通とのことです。

 

奉仕活動は、ほとんどの住民が参加するので、理由なしに不参加というわけにもいきません。

 

もちろん、そういう地域の奉仕作業を共にすることで、集落の人々との距離感を近づけるチャンスになったり、集落へ受け入るようになったというメリットもあります。

 

ただ、奉仕活動が苦痛に感じる人もあるようです。

 

そうなったら悲劇ですね。

 

予想以上に不便だった

 

田舎暮らしをするのですから、ある程度の不便は当たり前です。

 

でも、想像した以上に不便だったと後悔する人はかなりいました。

 

田舎の場合、車がなければ何も出来ません。

 

しかもどこに行くにもそこそこ距離があるので、気軽に出かけることが難しくなってしまうようです。

 

特に「夫は車が運転できるけど、妻は運転できない」というケースは悲惨です。

 

奥さんは自由に移動できる手段がほとんどないので、孤立してしまうのです。

 

スーパーに行くにも距離が遠すぎれば、自転車で行く気になれません。

 

唯一の交通手段はバスしかなく、その本数は一日に数本だったりする事も多く、とても不便なのです。

 

しかも、田舎のバスは初乗り運賃がそれなりに高いので、余計に外出しなくなってしまいます。

 

またこんなケースもありました。

 

移住した時は夫婦ともに健康だったけど、その後、奥さんの体調不良が続き通院が必要になった、旦那が仕事中は1人で通院しなければならず、バスを使って病院に行くのはとっても大変で、それだけで一日が終わってしまう

 

ということでした。

 

人里離れた田舎で暮らすということは、こういうリスクも考えなければいけないのですね。

虫が多すぎて参った

田舎ですから虫が多いのは当たり前です。

 

しかし、想像以上の虫の多さに我慢できなくなったという話もありました。

 

例えば家の中のいたるところにムカデが出没したという体験談がありました。

 

ちょっと引きますよね(^^;)。

 

特に夏場は強烈なようで、風呂場にナメクジクモが出たとか、トイレにカマドウマ(バッタの一種)や巨大なゴキブリが出たなどの体験談もありました。

 

もちろん出没するのは虫だけでなく、台所にネズミも出たというケースもありました。

 

田舎の場所にもよるのでしょうが、自然に囲まれて生活するのであれば、ある程度の覚悟はしておいた方がよさそうです。

ご近所との距離感が難しい

田舎には、独特の近所づきあいや地域でのかかわりがあり、それがとても濃いのが特徴です。

 

しかしご近所付き合いで悩んでいるという声は、かなり多かったです。

 

特にプライバシーの問題に関する不満の体験談が多かった印象があります。

 

例えば、「いつも勝手に庭に入ってきて話しかけられることに、ちょっと抵抗を感じる」という類の体験談は複数ありました。

 

また、人口密度が低い田舎では、どこに行っても誰かに見られる可能性が十分あります。

 

そういう環境に慣れていないと、「いつも誰かに見られている気がする」と感じ、外出するのがおっくうになった人もいるようです。

 

 

まとめ

一言で「田舎暮らし」と言っても、半都会的な田舎もあれば、まったく人里離れた田舎もあるので、一概には言えないことは多いと思います。

 

ただ、今回調べてみて分かったのは、田舎暮らしに後悔している人は事前の調査があまりにも不十分だった人が多いなぁということでした。

 

つまり、ちょっと調べれば分かったようなことなのに、ちょっと調べなかったために後悔している人が多いような気がします。

 

移住する時は、エイヤーと勢いでするのではなく、事前によく調べ、可能であれば暫定移住生活を経験してから最終的に決めるのがベストかなと思いました。

 

不便に感じるかどうかは、その人の価値観や考え方で大きく変わると思います。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。