リンダ・グラットン氏は、人材論、組織論の世界的権威でロンドン・ビジネススクール教授です。

 

人生100年時代とは、イギリスのリンダ・グラットン氏が提言した言葉です。

 

これから多くの人が、100年の人生を生きることが当たり前の時代になります。

 

サラリーマンであれば定年が65歳(⇦今のところは)ですから、定年後の人生が35年もあるわけです。

 

定年後の人生を余生と考える人もいるかもしれませんが、現実はそれほど甘くありません。

・年金だけでは食べていけない時代が来る・・・

・年金財政はもう破綻している・・・

・多くの仕事がAIに淘汰され、仕事がなくなる・・・

 

とかとか・・・様々な意見が言われています。

 

そんな状況ですが、我々は人生100年時代を向かえたことは間違いありません。

 

僕と同じような50代の方であれば、人生の折り返しの地点にいることになります。

 

この世代は、バブル時代の前後に社会に入り、その後はIT技術の驚くべき進化を体験しています。

 

例えば僕が社会人になった時、営業マンはポケベルしか持っていませんでした。

 

営業中にポケベルがなると、いちいち公衆電話に入って会社に連絡をとっていました。

 

それが5年後には、誰もが携帯電話(ガラケー)を持つようになりました。

 

さらに5年後には、全社員がパソコンを持つことが当たり前になりました。

 

さらに5年後には、1人1台のスマホを持つのが当たり前になりました。

 

そして、もはやネットがなければ、世の中が回らない時代に入りました。

 

このように20代の頃には想像もつかなかった世界が現実になっています。

 

我々が60代、70代を迎える時、今想像できないような世界が広がっていることはほぼ間違いないでしょう。

 

そこで今回は、人生100年時代を充実して生きるヒント

 

についてリンダ・グラットン氏の提言を紹介したいと思います。

 

 

データーから見た人生100年時代

 

日本人の平均寿命

厚生労働省が2018年7月20日に公表した簡易生命表によると

 

男性81.09歳

女性87・26歳

 

これは過去最高の記録です。

 

国別でみると、女性は第2位(第1位は香港)、男性は第3位(第1位は香港)でした。

 

平均寿命の推移

 

平均寿命の推移 内閣府

 

平均寿命の推移は、男女ともに右肩上がりになっています。

 

この表からも、【人生100年時代】が目の前まで来ていることがわかります。

 

65歳の人が100歳まで生きる確率

今、65歳の人が100歳まで生きる可能性を調べたデーターがあります。

 

以下は厚生労働省が出しているデーターです。

 

引用元:「100歳まで生きる」が 当たり前の時代に? – 厚生労働省
引用元:「100歳まで生きる」が 当たり前の時代に? – 厚生労働省

 

女性で100歳まで生きる人は6%、男性は1%です。

 

但し90歳まで生きる人の確立をみると、女性は49%、男性は25%になります。

 

つまり女性は約半数の人が、男性は4人に1人が90歳まで生きる時代になったのです。

 

100歳の人の人口推移

 

「100歳まで生きる」が 当たり前の時代に? – 厚生労働省

 

30年前と比べると、100歳まで生きる人は約50倍も増えていることが分かります。

 

これは、世界に類を見ない驚異的な伸びですね。

 

 

 

以上、【データーから見た人生100年時代】でした。

 

次はリンダ・グラットン氏の提言について詳しく解説します。

 

リンダ・グラットン氏の3つの提言

引用: WORKSIGHT

 

リンダ・グラットン氏(画像の女性)によると、【人生100年時代】を生き抜くためには

 

できるだけ長く働く!

 

これがキーだと言っています。

 

できるだけ長く働くことで、収入面での行き詰りを回避したり、精神面での行き詰りを回避するのです。

 

結果として、【人生100年時代】を充実して生き抜くことができると言っています。

 

とは言っても、長く働くことは簡単なことではありません。

 

どうすれば長く働くことができるのか!

 

リンダ・グラットンによればポイントは3つあると言います。

 

 

ポイント1:スキルを高める

 

一つ目のポイントは、スキルを高めるということです。

 

年齢が高くなるほど、働く環境は厳しくなります。

 

いつまでも、会社や組織を頼ることができません。

 

だから、頼れるのは自分自身だけです。

 

でも自分に何のスキルもないと、働くことができません。

 

だから、長く働き続けるためにスキルを身につける必要があると言っているのです。

 

例えば、

・プログラミングの技術を身につけるとか

・ライティングの技術を身につけるとか

・司会の技術を身につけるとか

・販売の技術を身につけるとか

・デザインの技術を身につけるとか

 

・・・などなど、いろいろあるでしょう。

 

しかし、これは簡単にできる事ではありません。

 

自分の適性を考えて、何ができるのか考えてみてくださいね。

 

ポイント2:気力の維持

2つめのポイントは、気力の維持です。

 

気力というものは、年齢と共に衰えていくものです。

 

それはしょうがないことですが、ある事を意識することで気力の衰えを抑えることができるとリンダ・グラットン氏は言っています。

 

それは次の4つです。

①体力をつけること

②健康を意識した生活をすること

③友人を持ったり、毎日何かやることを作っておくこと

④人から必要とされるような社会的な立ち位置をもつこと

 

どれもとても基本的なことです。

 

ただし、③と④は意識しないとおろそかになりがちですから、意識して実行しましょう。

 

特に③については、「友人が多い人の方が高齢でも生き生き暮らしている」とデーターの上でも証明されています。

 

ポイント3:変化に対応

環境に合わせて色を変えるカメレオン

3つ目のポイントは、変化に対応です。

 

長い人生を生きていれば、必ずさまざまな環境の変化に遭遇します。

 

例えば、

 

災害にあったり、病気になったり、離婚したり、パートナーと死別したり、リストラされたり・・・

 

いろいろなことが起きてくるわけです。

 

それに身体の機能も、年齢とともに衰えていきます。

 

だから、自分の身に降りかかるさまざまな変化を受け入れて柔軟に対応する能力が大切とリンダ・グラットン氏は言っています。

 

どんな状況でも生き生きとしている人は、さまざまな変化に対応できた人たちです。

 

逆に変化に対応できない人は、生き残れません。

 

以上、【50代から考える人生100年時代の生き方】でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。