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戦国時代は人生50年と言われていましたが、今では人生100年時代と言われています。私が社会人になった1990年代の時は、人生80年を前提としてライフプランを立てなさい!と言われていました。でも、これからは人生100年を前提にライフプランを考える時代に突入したのです。今回は、人生100年時代をこれから生きていく時、参考になる情報と考え方をご紹介します。

 

女性の2人に1人は90歳以上の長寿になる!

厚生労働省が2017年7月に発表した日本人の平均寿命では、

 

男性80・98歳

女性87・14歳

 

これは男女ともに世界第2位です(第1位は男女ともに香港)。寿命が延びた要因は、医療技術の進歩でがんや心疾患などの病気の死亡率が低下したことが大きいと言われています。それでは、100歳以上の人はどのくらいいるでしょうか?

 

約6.8万人(女性6万人、男性0.8万人) 

 

多いと思いますか?少ないですか?感じ方は人によって違うと思いますが、少なくとも私が社会人になった1990年代の時には考えられないほど多い人数です。平均寿命は毎年確実に伸びています。それを裏付けるのは、内閣府が出している平均寿命の推移の資料です。(下図)

 

平均寿命の推移 内閣府

 

いかかでしょうか。男女ともにしっかりと右肩上がりになっていますね。この表からも、人生100歳の時代がもう目の前まで来ていることがわかります。次に厚生労働省がだしている「現在65歳の人が何歳まで生きる?」をまとめた表を見るてください。(下図)

 

 

「100歳まで生きる」が 当たり前の時代に? – 厚生労働省

 

これを見ると女性では

*2人の1人が90歳まで長生き

*16人に1人が100歳まで長生き

 

することが分かります。おそらく近い将来、男性も同じような数値になるでしょう。

さらに厚生労働省のデーターによれば、100歳以上の高齢者は30年前と比べて50倍も増えているのです。(下図)

「100歳まで生きる」が 当たり前の時代に? – 厚生労働省

 

老後の人生は25年以上!
では必要なお金はどのくらい?

65歳で会社を定年退職した場合、残りの人生はどのくらいあると考えますか。女性の場合は2人に1人が90歳以上の長生きです(男性は4人に1人)。仮に90歳まで生きることを前提に考えると、定年後の人生は

 

25年間 

 

この25年間に必要なお金はどのくらいでしょうか。それを知るために、総務省が出している家計調査を見てみましょう。

 

 

この表では、各年代別に1か月に必要なお金の平均値を出しています。この表を見ると、

*60代の世帯で必要なお金⇒月30万円

*70代の世帯で必要なお金⇒月22万円

 

になっています。年齢が上がるほど生活費は下がるようです。仮に80代で必要なお金を20万として計算した場合、各年代で必要なお金の金額はこのようになります。

 

*66歳~70歳 ⇒1800万円(5年間分)

*70代     ⇒2640万円(10年間分)

*80代     ⇒2400万円(10年間分)

 合計       6840万円(25年間分)

 

つまり定年後、90歳まで生きると想定した場合に必要なお金は、

6840万円/世帯 ということです。

 

年間平均にすると273万円 必要です。これは一人分ではなく夫婦二人分と考えていいでしょう。年金でほとんど足りる人もいるでしょうし、まったく足りない人もいるでしょう。ただ、必要な金額は人によって全く違います。病気などの治療でお金がかかる人もいるでしょうし、趣味や旅行でお金を使う人もいるでしょう。逆にお金をそれほど使わないで生活していける人もたくさんいます。

 

しかしテレビや雑誌のニュースを見ると、

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年金だけでは暮らしていけない!

とか

老後破産が迫っている!

 

とか不安をあおるようなことばかり言ってます。でも老後に必要なお金は、個人個人の状況によってまったく異なるので、テレビや雑誌の情報はあまり参考にはなりません。大事なのは、あくまでも自分の場合はどうなのか!なのです。

*必要なお金の計算方法について⇒早期退職後の生活費や税金の詳細と管理方法 2017

 

長生きできる分だけ人生は広がる!

長生きができるということは、その分いろいろな事にチャレンジできるとも言えます。65歳で定年になった人が90歳まで生きる場合、自由に活動できる時間はどれくらいあるでしょうか。仮に1日8時間使えると考えると、なんと

 

73000時間 もあるのです。

 

ある分野を勉強する時、3000時間あれば飯が食える!(3000時間の法則)と言われています。だからこれだけの時間があれば、まったく新しいことにチャレンジしても、たいていのことはできるのではないでしょうか。大切なのは、長生きをポジティブにとらえることだと思います。例えば同じ働くにしても、

 

働かないと生きていけないから仕方なく働く!

 

と考える人と、

 

働きたいから働くのだ!

 

と考える人とでは、人生の充実度が違ってくるからです。

 

人生モデルのパターンは消滅した!

超高齢化社会を迎え、人生モデルのパターンが根本的に変わろうとしています。今までは、学生時代があり、その後はフルタイムで働く労働の時代が続き、最後に引退して余生を送ると言う予測可能な人生パターンがありました。しかしこれからは、誰もが平穏な引退生活を送ることが難しい時代に突入しました。

 

働かないお年寄りが増え続ければどうしても社会は成り立ちません。そうなると、「定年後は引退して余生を送る」という今までの人生モデルが通用しなくなるでしょう。

 

ではどうなるか!

 

結論はもう出ています。多くの人がなるべく長く働くしかないのです。すでに政府は生涯現役のスローガンを掲げています。では長く働く社会に対応するためにはどうすればいいのでしょうか。

 

長く働く社会に対応するためのポイントは?

ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏によると、長く働く社会に対応するためのポイントは3つあるといいます。

1つ目は自分自身のスキルを高める

自分自身のスキルを高めることで、会社や組織に頼らず(振り回されず)に長く働き続けることができるからです。

2つ目は気力を維持する

気力が衰えてしまえば何もできません。気力が衰えないようにするには、体力が必要ですし、健康を意識した生活も重要です。また、友人を持ったり、毎日何かやることがあったり、人から必要とされるような社会的な立ち位置をもつことも大切なポイントになります。

3つ目は環境の変化に柔軟に対応すること

退職したとたんに元気がなくなる人もいます。特に社会的地位や肩書に生きがいを見出している人がそうなりやすい傾向があるそうです。しかし長い人生を生きていれば、退職以外にもさまざまな変化に遭遇します。災害にあったり、病気になったり、離婚したり、パートナーと死別したり、リストラされたり・・・いろいろなことが当然起きてくるわけです。また身体の機能も、年齢とともに衰えていきます。

 

長く働く社会に対応するためには、自分の身に降りかかるさまざまな変化を受け入れて柔軟に対応することが大切なのです。高齢になっても生き生きとしている人は、さまざまな変化に対応できた人たちなのです。

まとめ

自分が何歳まで生きられるかは、誰にもわかりません。でも、データーを見る限り、女性の2人に1人が90歳以上(男性は4人に1人)の長生きをしているのです。またある研究では、2007年に生まれた子どもの半分は107歳まで生きる、と発表されています。ですからやはり、長生きを前提に人生設計を考え直す必要があると思うのです。

長生きすればお金の心配はもちろん出てきますが、もう一つ大事なのはいかに生きるかです。定年後、年金だけをたよりに生きるのでは面白くありません。やはり、定年後も何かしらの収入につながるような活動をする方が、人生は楽しいのではないでしょうか。

 

私は会社が死ぬほど嫌いだったので、50代で早期退職しました。退職後に、新しい収入の目途が見えていたわけではありません。でも思うのです。100歳まで生きることを考えれば、50歳はちょうど折り返し地点、人生のど真ん中です。50歳から新しいスキルを身につけようとすることは決して遅くないし、必ずできるはずだと!

 

私のように早期退職したり、あるいはもう一度大学に行って勉強したり、または仕事と副業とボランティア活動などを掛け持ちしたり・・・・・と今までの常識にとらわれず、年齢的な常識にもとらわれず、新しい生き方をはじめる人がこれからはどんどん出てくると思います。特に私と同じ中高年の方々には、是非人生の再設計をしてほしい。そしてこれから始まる人生100年時代を自分らしく自分の価値観に合った生き方を送ってほしいと思います。

 

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